”愛媛県松山を描く”と題して、「風景画の旅」をご紹介します。
松山は夏目漱石や正岡子規で知られるように、どことなく歴史と文化の香りが漂う町です。
今回は、その代表とも言える「松山城」と「萬翠荘」を油彩で描きました。絵になる風景と自作の絵画をご紹介します。
少しお付き合いいただくと幸いです。
是非とも松山へ!
愛媛松山を巡って絵を描く
私は隣の香川県に住んでいますので、何度か松山を訪れたことがありますが、なかなかゆっくりとみて回ることはありませんでした。
今回は、絵のモティーフを探して、じっくりと見て回りました。
特に「松山城」と「萬翠荘」が良かったので、詳しくご紹介します。
松山とはこんな街
松山市は愛媛県の県庁所在地で、人口は51万人ほどです。
四国内では最も人口の多い市です。
松山では路面電車が見どころの近くを走っていますので、市内巡りには路面電車の利用をお勧めします。
車ですと休日は駐車場が混んでますし、値段も高いです。
路面電車は、都会の地下鉄のようには走っていませんが、特に不自由しないでしょう。
健康のため、電車と徒歩で!🤗
こんな絵を描きました
最近はテンペラと油彩の混合技法で描いています。
松山城(油彩画、SM)
私は石垣が好きなので、今回も石垣をメインテーマとして描きました。
石垣の凜とした姿を描けましたでしょうか。
萬翠荘(油彩画、F15)
室内画を1枚描きたかったので、萬翠荘で最も気にいった場所を描きました。
もう少し描き足すかもしれません。
お気に入りの場所
松山城
松山城は外国人に人気があると聞いていたので、一度行きたいと思っていた場所です。
松山城は標高132mの勝山頂上にある、平山城です。
頂上へ行くには、歩くか、ロープウェイ(またはリフト)を使うかになります。
徒歩ルートは4ルートあり、いずれも20〜30分くらいの距離です。
私はリフトで登り、歩いて降りました。
晴れた日のリフトは気持ちいいです。
松山城には天守閣が残されており、これは「現存12天守」の一つです。
別のページでご紹介しました丸亀城もその一つで、四国には他に高知城と宇和島城があります。
この城は、関ヶ原の戦いの後、徳川家康に戦功を認められて20万石となった加藤嘉明が、江戸時代の初期に築城したものです。
なので、実際の戦いに使われた城でありません。江戸時代には、平和を維持するための権力や力の象徴でした。
丸亀城、高知城、宇和島城も同じ年代に築城されています。
この門は、筒井門と呼ばれ、城の防備を固める上で重要な意味を持っていました。
確かに一番立派な門です。
下の写真で、手前の建物は二の丸跡です。
二の丸とは、本丸を守るための施設であり、一般に敵が本丸へ攻め込むルート上にあります。
二の丸には城主が暮らす館があり、藩の政治を行うための役所や、武器、弾薬、食料倉庫がありました。
現在、この内部は広大な庭になっています。
萬翠荘(ばんすいそう)
萬翠荘は大正11年(1922年)に旧松山藩主の子孫・久松伯爵が別邸として建設したものです。
建物はルネッサンス風建築で、陸軍駐在武官としてフランスでの生活が長かった伯爵の好みだそうです。
当時は最高の社交の場であったとのこと。
太平洋戦争後、一旦米軍に接収されますが、その後は県の施設などに利用され、保管されてきました。
現在は、一般公開され、イベントにも利用されています。
かっこいい建物ですね。
しまなみ街道
松山へ行かれたら、しまなみ街道へもお立ち寄りください。
今度はゆっくりと島めぐりをして海の風景を描きたいです。
これは、来島海峡展望館からの眺めです。
最後に
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
私は、絵画展で再び松山へ行く機会がありますので、次回は大洲や今治などにも行ってみたいと思っています。
風景画の旅を楽しんで
こんな風に国内外の「風景画の旅」をたくさん取り上げています。
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「風景画の旅・愛媛松山編」も投稿済みですので、こちらから是非とも🤗