”南仏の海辺”を描く!風景画の旅マルセイユ〜コートダジュール

”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール、まさに絵になる風景!

絵画好きの方々、風景画の旅に出かけませんか。

このあたりは、『古い街並み』、『多数のヨットが停泊する港』、『海の青さと白いビーチ』など、とにかく魅力満載です。

その風景と自作絵画を紹介しています。

”南仏の海辺”
絵になる風景と自作の風景画

瀬戸内生まれの私にとって地中海沿岸はなぜか親しみの湧く場所です。

とは言え、仕事でアルジェリアに滞在する以前には全く遠い存在でした。

流石にニース、モナコくらいは映画などでなんとなく知っていましたが。🤗

しかしながらアルジェリア滞在中には、対岸にフランス・マルセイユがありましたので、一気にこの辺りが身近な存在になりました。

ところで居住地のコンスタンティンからマルセイユへ直行便で1時間ほどで行けました。また、飛行機代も大変安かったので、休暇の際に何度か行くことができました。

そんな時に南仏の海辺に完全にその魅力にハマってしまった次第です。

ご紹介する場所
”南仏の海辺”

今回ご紹介する場所は次の通りです。

全てマルセイユを拠点に旅をしました。

  • マルセイユ市街と海辺を歩く
  • カシへバスで行き、遊覧船に乗る
  • ニース・モナコ・エズの現地ツアーに参加

マルセイユ

マルセイユの歴史は紀元前600年頃に始まっています。

当初は、コルトバ山地の鉱物採掘を目的として町ができましたが、やがて内陸貿易の中継地として、またワインの産地として繁栄しました。

現在のマルセイユ市は、貿易・商業・工業の一大中心地です。人口は約87万人で、パリ、リヨンに次ぐ規模です。

実は、マルセイユは第二次世界大戦ではドイツ軍に占領されて大きな損害を受けています。

それにも関わらず見事に復興されて、現在の旧港付近はリゾート地に相応しい美しさです。

マルセイユには、ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院など、見所が多いですが、今回は海辺の風景のみを取り上げました。

市街地の見どころは、あらためてご紹介させてもらいます。

マルセイユの海岸を歩く

旧港から5kmほどにあるプラド海岸まで海岸沿いを歩きました。

そしてプラド駅から地下鉄でマルセイユへ戻りました。

アルジェリアで通訳をしてもらっていたフランス人の方から、「マルセイユに夏に行くなら海辺を歩くべき」と勧められ、思い切って歩くことにしました。

他にも何度か一人でフランスを旅行していますが、いつもこの方の指南を得ており、お陰で効率的に旅をすることができました。

マルセイユでは、地図の赤い破線沿いに歩くと良いです。旧港付近の景色だけでも十分に満足できます。

この時は、海岸沿いを歩き、新たな素晴らしさに触れることができました。

”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
マルセイユ旧港
”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
サン・ジャン要塞
”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
島を眺められるビーチ
”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
プロフェット・ビーチ
自作の風景画
油絵 F30

マルセイユ旧港に西日が当たる風景を描きました。旧港のノートルダム寺院側からみた景色です。

マルセイユで最も感動した、お気に入りの風景です。

この絵は、香川県のさぬき市展に応募し入選した作品です。

その展覧会がありますので、展覧会の光景もご紹介したいと考えています。

”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
マルセイユ港 油絵F30

カシ(カシス)

カシはマルセイユから約20km、バスで1時間ほどの場所にある海辺の港町です。

私はバスで行きましたが、電車でも行けるようです。

カシは紀元前5世紀頃には存在していた歴史ある町です。

ここの魅力は、なんといっても、港付近の可愛らしい街並みです。

1時間ほどで散策できる小さな街ですので、お見逃しなく。

”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
カシ港付近の遊覧船

カランクのある港町

カシのもう一つの魅力はカランクと呼ばれる石灰岩からなる入江・断崖の美しさです。

ここは国立公園になっており、その景観の美しさ、並外れた生物多様性、そして文化遺産でも有名です。

カシから小型の遊覧船が頻繁に出ています。また、マルセイユからカシへ船が出ていますので、その船上からカランクを楽しむこともできます。

”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
カランクを遊覧船から
自作の風景画 水彩画

初期の水彩画作品です。アルジェリア滞在中に旅から戻って描いたものです。

港の街並みが素敵だったので、描いてみました。

”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
カシ港 水彩画

ニース〜モナコ

ニース

ニースへはマルセイユから電車TGVで行き、そこでベルトラの「ニース〜モナコ巡り」の現地ツアーに参加しました。

そして、日帰りでTGVでマルセイユに戻りました。

早朝に出発して夜に帰宅と、きつい旅でしたが、問題なくスムーズに過ごすことができました。何しろ休暇をそんなに取れないので、やむを得ません。

ニースは言わずと知れた世界的に有名な保養地・観光都市です。人口は34万人ほどです。

この町も紀元前5世紀に始まっており古い歴史があります。しかし、第2次世界大戦の時にイタリア軍の進駐を受けており、そんなに古い建物はあまり残っていないように見受けました。

とは言え、ニースは18世紀からの保養地としての価値が認められ、2021年に世界遺産に登録されています。復興された街の美しさには驚かされます。

特に海岸線の美しさは素晴らしいです。

まさに、これぞ世界の保養地といった感じですね。

”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
ニースの街並み
”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
ニースのビーチ
自作の風景画
油絵 F4

ニースのビーチを油彩で描きました。

三角のテントやパラセーリングの近代的な姿と、背景の街並みのアンバランスさが気に入りました。

お気に入りの風景を描くのは楽しいですね。

テントやピーチにはテンペラのホワイトを塗って強調してみました。

”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
ニースのビーチ 油絵F4

モナコ公国

モナコは独立国家都市です。モナコは1861年に正式に主権が認められ、立憲君主制を採用しています。

現在は、アルベール2世が国家元首であり、大統領のような存在です。

面積は2.1k㎡、人口は4万人ほどの小国です。

第二次世界大戦の際にイタリアそしてドイツに占領されましたが、終戦後に再び公国の地位を獲得しています。

モナコはカジノで有名になりましたが、現在は主要な銀行の中心地、サービス業などで繁栄しています。

また、モナコはタックスヘブンで所得税がかからないため、国外で稼ぐ富裕層が移り住んでいます。いわば世界中からセレブが集まっている場所です。

そんな国ですから、港には豪華な客船やクルーザーばかり、まさに夢の国ですね。

また、モナコはストリートサーキットのモナコグランプリで有名です。

モナコグランプリでは、下の写真の海辺の道を使います。私も何かで、多数のレーシングカーが街の通りを猛スピードで駆け抜けるシーンを見たことがありますが、すごくダイナミックでした。

”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
モナコの風景
”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
モナコの住宅地の風景
”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
モナコの街歩き

エズ村

エズはニースとモナコの中間付近に位置します。

地中海を見下ろす標高427mにあり、周囲は高い崖になっていることから、「鷺の巣」と呼ばれています。

エズは細い坂道と石造りの可愛らしい家が魅力です。

ここも見逃せないですよ。

”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
エズ村の小径
”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
エズ村から地中海を
自作の風景画
油絵 SM

エズを大変気に入りましたので、小作品ですが1枚描いてみました。

”南仏の海辺”マルセイユ〜コートダジュール
エズの小径 油絵SM

最後に

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

他にもたくさん「風景画の旅」を投稿していますので、こちらからご覧ください。

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画像も綺麗ですし、たくさんの風景を載せていますので、是非とも、そちらもご覧ください。

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第二の人生に入り、軽い仕事をしながら、風景画を描いて過ごしています。現役の時に絵画を始めてから早10年以上になります。シニアや予備軍の方々に絵画の楽しみを知っていただき、人生の楽しみを共有できればとブログを始めました。