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油彩で花と街の風景を描いています

”イタリア南部へ風景画の旅”カプリ島やマテーラなどを巡る

”イタリア南部へ風景画の旅”をして、2点の油彩画を描きました。

カプリ島やマテーラなど、もうイタリア南部を訪問しましたか?

ここは日本に例えれば、「瀬戸内や三陸海岸の海景」と「神戸や長崎のような歴史ある街の風景」を一度に楽しめる場所です。

私にとって、憧れの地でした。

風景画の旅/カプリ島〜マテーラ

今回の旅では、下のような所を巡りました。

  • ローマ
  • フィレンツェ
  • カプリ島・青の洞門
  • パドゥーラ修道院とヒルタウン
  • マテーラ洞窟住居

このページでは、カプリ島、パドゥーラ、マテーラを紹介します。

こんな絵を描きました

この旅の後で、南イタリアをモティーフにしてたくさんの絵を描きました。

ここでは、油彩画2作品をご紹介させてもらいます。

パドゥーラのヒルタウン F50 油彩画

私はこんなヒルタウンが大好きです。

日本でも、長崎や神戸でこんな風景を見かけますが、いつもワクワクしています。

この日は12月で、大樹の葉が落ちており、ヒルタウンとの対比が魅力的でした。

この絵は、一度、アクリルで描き切り、その上に油彩を載せました。

なので、いくらか重厚感を感じてもらえると思います。

イタリア南部へ風景画の旅
作品「ヒルタウン」

洞窟住居・マテーラ F3  油彩画

マテーラは描きたいモティーフではあったのですが、色彩に乏しいモティーフであるため長い間描くのをためらっていました。

とりあえず描き切りましたが、多分、もう少し加筆すると思います。

イタリア南部へ風景画の旅
作品「マテーラ旧市街」

イタリア南部を巡る

余談ですが、私の高校生時代の1960年代後半は、ヨーロッパ映画、中でもイタリア映画の全盛時代でした。

今の若い方々には想像できないことでしょう。

いい作品、いい俳優、いい監督、イタリア映画の良き時代でした。

この旅では、当時の有名俳優「ソフィア・ローレン行きつけの店」で食事をする機会があり、その時はすっかり舞い上がりました。

その辺をこちらのページにまとめていますので、お若い方には是非ともお立ち寄りいただきたく。

忘れられない”60年代後半ヨーロッパ映画”おすすめ映画を紹介

ということで、イタリアは憧れの地でした。

失礼いたしました。🙏 話を戻して、順に紹介していきます。

イタリア南部へ風景画の旅
イタリア南部

カプリ島

この旅では、カプリ島の対岸にあるソレントのホテルに泊まって、3ヶ所を巡りました。

カプリ島へはソレントからフェリーで20分ほどです。

島の北側にマリーナ・グランデという港があり、その辺が島の中心です。

カプリ島の面積は約10km2、外周は約17kmですが、標高600mほどの高い山があり、ご覧のように急峻な地形をしています。

イタリア南部へ風景画の旅
カプリ島/北面

港/マリーナ・グランデから島の中腹まで、ケーブルカーを使うと5分弱で登れます。

見晴らしも良く、ブティックやレストラン街もありますので、是非とも中腹へ。

右側の写真は、カプリ島の高級住宅が点在している様子です。

著名人の別荘が多いとのこと。

せっかくの機会ですので、青の洞門に入りました。

港からモーターボートで向かい、入り口付近で小さなボートに乗り換えて洞門に入ります。

入り口の高さは1mほどしかないので、満潮時や強風時には入れません。

夏季(6〜8月)には、入れる確率が高いそうです。

このときは、12月でしたが天候に恵まれて無事に入れました。

ちなみに内部は、奥行き・70mほどあり、神秘的な空間です。

洞窟の中に差し込む光が、透明度の高い海水を通って、石灰質な海の底に反射して、このように青く見えるそうです。

白い珊瑚礁の海辺もエメラルドグリーンに見えるのは、同じような原理なのでしょう。

この島では、三陸海岸のような断崖絶壁も魅力の一つです。

中腹を東に向かって歩くと、こんな風景に出会えます。

右側の写真は、アウグストゥス庭園から望む風景です。

ドイツ人の実業家が造ったとされるループ式の歩道です。

もう目が眩みそうでしょ!

とても歩いて降りようとは思えません。😁

カプリ島では、おしゃれなブティックやレストランも魅力の一つです。

私もここでレストランに入りました。

隣接する白い住宅も素敵でしょ!

カプリ島は以上のように大変素敵な島ですが世界遺産ではありません。

パドゥーラ修道院とヒルタウン

この修道院一帯は、古代〜中世の歴史をとどめる、優れた文化的景観として世界遺産に登録されています。

イタリア南部へ風景画の旅
パドゥーラ航空写真
イタリア南部へ風景画の旅
パドゥーラ修道院

パドゥーラ修道院はヨーロッパでも最も大きいカトリックの修道院の一つです。

1886年まで修道院として使われていました。

修道院の主要部分はバロック様式で、320以上の部屋があり、面積は50,500m2です。

大きく長い回廊が魅力です。

修道院も魅力ですが、私は背景のパドゥーラの家並みに惹かれました。

イタリアや南フランスでは時々こんな風景/ヒルタウンを見かけます。

平地にはほとんど家がなく、丘の頂上までギュ-ギューに家が立ち並んでいます。

どうしてこんな街が生まれるのしょう?

  • 防衛のため?
  • 洪水を逃れるため?
  • 平地の地盤が弱いため?
  • 排水しやすいように?

水や資材の供給からすると、絶対に不利ですよね!

私は3番目の理由からではないかと思っています、

しかし、修道院だけは平地にあるので困っています。

理由をご存知の方は、お教えください。

マテーラの洞窟住居

なんと奇妙な光景!

少し驚かれたのでは?

マテーラの旧市街区には、石灰質の岩肌に造られた「サッシ」と呼ばれる洞窟住居があります。

洞窟住居の数は3000から4000と言われています。

ここは世界遺産にも登録されています。

イタリア南部へ風景画の旅
マテーラの洞窟住居群

この地に人が住み始めたのはなんと7000年前だそうで、周辺では石器時代の遺物が発見されています。

マテーラ洞窟住居の起源は、8世紀から13世紀と言われています。

イスラム勢力の迫害を受けたキリスト教徒の修道士が洞窟に教会や住居を構えたことに始まります。

17世紀頃には、この 辺りが州都になったため、マテーラは最盛期を迎えました。

しかしその後、「州都が変わったことによる行政の機能の弱体化」と、「過剰な人口増加」によって、市街の衛生面が極端に悪化しました。

乳児の死亡率が一時期50%に達していたとも言われています。

そのため、1954年にはついに強制的に住民が移動させられました。

下の洞窟は初期の住居でしょうか。

完全なる洞窟住居です。

また、深いグラヴィーナ渓谷の斜面に位置しており、防衛に優れていたと伺えます。

近年は、サッシの文化的・芸術的な価値が見直され、官民共同でサッシの保存・再開発が進んでいます。

サッシを利用・改装した宿泊施設やレストランもあります。

私も右下のレストランでlunchを食べました。

徐々に人が戻ってきているそうです。

最後に

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

今回は、イタリア南部の旅を取り上げました。

イタリアは料理もお酒も美味しいので、是非とも!

ただ、チーズと肉料理が多いので、人によってはややキツイかも。

お酒はグラッパ(30度から60度)がおすすめです。

ストレートが美味しいですが、飲みすぎないように😆

風景画の旅を楽しんで

こんな風に国内外の「風景画の旅」をたくさん取り上げています。

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グランFgranf1765
第二の人生に入り、軽い仕事をしながら、風景画を描いて過ごしています。現役の時に絵画を始めてから早10年以上になります。シニアや予備軍の方々に絵画の楽しみを知っていただき、人生の楽しみを共有できればとブログを始めました。