”イスタンブールを描く”「風景画の旅」をしました。
もうイスタンブールへは行かれましたか?
ここは、キリスト教とイスラム教、西洋と東洋の影響を受けており、独特の文化・風景です。
まるで「風の谷のナウシカ」、ペジテに来たような!
その風景と2点の自作絵画をご紹介します。
目次
「風景画の旅」イスタンブール 旅と絵画
イスタンブールは何かのNHKの番組で観て以来、是非とも行きたいと思っていました。
色々と旅をしましたが、こことベネティアは特別です。
短い期間でしたが、旧市街やその周辺を十分に満喫できました。
イスタンブールの紹介
イスタンブールは歴史上、世界でも類をみない要衝です。
その歴史には、世界史で習い覚えた言葉が並びます。
- 紀元前660年、ビュザンティオンとして創建される
- 330年、コンスタンティノープルとして再建される
- 以降の16世紀の間に、ここはローマ帝国→東ローマ帝国→ラテン帝国→オスマン帝国と変わりましたが、それぞれの首都でした。
興味深いのは、ローマ帝国~ラテン帝国の時代にはキリスト教、オスマン帝国以降にはイスラム教の下にあったことです。
そして、この地は東洋文化と西洋文化との結節点でもありました。
そのため、イスラム文化圏の中でも独特の雰囲気を醸しています。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/地図圧縮.jpg)
街歩きにはトラムが便利
旧市街から新市街に向かってトラムが走っています。
市内観光には便利ですよ。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6053-2のコピー.jpg)
イスタンブールの風景画作品
ガラタ橋から見た旧市街を描きました。
最も、お気に入りの風景です。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMG_2486.jpg)
アヤソフィア博物館を描きました。
ここはイスタンブールで最初に見た場所でもあり、その姿に衝撃を受けました。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG_3774.jpg)
イスタンブールの絵になる風景
イスタンブールを見て回ったのは正味2日間でしたが、大変有意義なひと時でした。
夜には岩盤浴へ行って、マッサージをしてもらいました。やはりアジア圏です。
アヤソフィア博物館
旧市街の一角に、このアヤソフィア博物館とブルーモスクが立っています。
アヤソフィアは537年、東ローマ帝国の時代に、ギリシャ正教の総本山として建てられました。
当然、教会として使われていましたが、オスマン帝国になって以降はモスクとして使われていました。
オスマン帝国が滅びトルコ共和国になった後に、博物館として公開されました。
教会とモスク、どちらの様相も見れる世界でも稀な施設です。
ビザンティン建築の最高傑作と言われるだけあって、外観の美しさにも魅了されます。歴史の重みを感じます。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP5963のコピー.jpg)
内部は大きなホールになっています。
壁面の模様には、キリスト教とイスラム教、二大宗教の様相が見て取れます。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6240-3のコピー.jpg)
上部へ登る通路です。歴史を感じるでしょ。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6242のコピー.jpg)
スルタンアフメト・ジャミイ
(ブルーモスク)
6本のミナーレ(尖塔)を持つ、モスクです。通常のモスクは4本までだそうです。
こちらは、1616年に完成して以降、イスラム教のモスクとして使われています。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP5958のコピー.jpg)
すばらしい外観ですが、内部装飾もみごとです。
繊細なアラベスク模様が素敵で、世界で最も美しいモスクの一つです。
内部のタイルやステンドグラスの青さから別名ブルーモスクと呼ばれています。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP5970のコピー.jpg)
トプカプ宮殿
オスマン帝国時代の宮殿で、約400年にわたって、その栄華を象徴する場所になりました。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6011のコピー.jpg)
ボスポラス海峡と金角湾、マルマラ海に面する、風光明媚な丘にあります。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6019のコピー.jpg)
70万m2の巨大な敷地に、4つの庭園と多数の部屋があります。
日本の大奥のようなハレム跡もあり、その宝物館には贅を尽くしたお宝が満載とのこと。
私には全く興味のない場所でしたので、外の風景だけを楽しみました。🤗
![](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6017のコピー.jpg)
ボスポラス海峡
天気の良い日にはボスボラス海峡クルーズがおすすめです。
私はベルトラの現地オプショナルツアーを申し込んでおき参加しました。
ガラタ橋の旧市街側を出発し、ボスポラス海峡を通って黒海近くまで行きました。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6162のコピー.jpg)
ボスポラス海峡は、黒海から地中海への唯一の海峡ですので、黒海沿岸の国々にとって海運、軍事両面で極めて重要なものでした。
これは海峡沿岸にあるハメリ・ヒサルと呼ばれる要塞跡です。
この要塞は、オスマン帝国によって造られ、東ローマ帝国のコンスタンティノープル(現:イスタンブール)への攻撃の拠点となった軍事施設です。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6124のコピー.jpg)
ガラタ橋付近
ガラタ橋は金角湾にかかる可動橋(跳ね橋)です。
長さ490m、片側3車線の道路と歩道、市電が通っています。
船が通る中央部以外は上下2層構造になっており、下層はレストラン街になっています。
ここのレストランで名物のサバサンドをいただきました。美味しかったー。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6212-2のコピー.jpg)
広い歩道にはこのように釣り人がいっぱいでした。サビキ釣りで『このしろ』のような魚を釣っていました。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6200のコピー.jpg)
旧市街側から新市街を臨む風景です。
中央に立つのがガラタ塔です。高さ67mで、屋上のバルコニーでは360°の眺望を楽しめます。
ガラタ塔は528年に灯台として建てられました。
こんな風景も素敵でしょ。次はこれを描こうかな。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6213のコピー.jpg)
ガラタ橋からの旧市街の風景です。
中央にニューモスクが見えます。美しいですね。
この辺にバザールがありますので、買い物もお楽しみください。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6220のコピー.jpg)
グランドバザール
スルタン時代を彷彿させる、イスタンブール第一のバザールです。
約3万m2の屋根付きのアーケード街です。メインの通りが延び、その左右に網の目のような小道が広がっています。
貴金属店や絨毯、銀製品や民族楽器など、4000以上ものショップが並んでいます。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6055のコピー.jpg)
金角湾
金角湾はボスポラス海峡の入江です。
入江の口元にガラタ橋があります。
この風景は、旧市街側から見た金角湾です。
![イスタンブール「風景画の旅」](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/09/IMGP6164のコピー.jpg)
最後に
イスタンブールのアタチュルク国際空港には、夜の11頃に到着しました。予約しておいた送迎車で空港から旧市街地にあるホテル(30分くらい)へ送ってもらいました。
夜の旧市街地は真っ暗で少し怖かったです。深夜到着にはお気をつけてください。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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※ 「イスタンブール『風景画の旅』編」も投稿しました。