”イスタンブールを描く”「風景画の旅」まるでナウシカの世界

イスタンブール「風景画の旅」

”イスタンブールを描く”「風景画の旅」をしました。

もうイスタンブールへは行かれましたか?

ここは、キリスト教とイスラム教、西洋と東洋の影響を受けており、独特の文化・風景です。

まるで「風の谷のナウシカ」、ペジテに来たような!

その風景と2点の自作絵画をご紹介します。

「風景画の旅」イスタンブール 旅と絵画

イスタンブールは何かのNHKの番組で観て以来、是非とも行きたいと思っていました。

色々と旅をしましたが、こことベネティアは特別です。

短い期間でしたが、旧市街やその周辺を十分に満喫できました。

イスタンブールの紹介

イスタンブールは歴史上、世界でも類をみない要衝です。

その歴史には、世界史で習い覚えた言葉が並びます。

  • 紀元前660年、ビュザンティオンとして創建される
  • 330年、コンスタンティノープルとして再建される
  • 以降の16世紀の間に、ここはローマ帝国→東ローマ帝国→ラテン帝国→オスマン帝国と変わりましたが、それぞれの首都でした。

興味深いのは、ローマ帝国~ラテン帝国の時代にはキリスト教、オスマン帝国以降にはイスラム教の下にあったことです。

そして、この地は東洋文化と西洋文化との結節点でもありました。

そのため、イスラム文化圏の中でも独特の雰囲気を醸しています。

イスタンブール「風景画の旅」
イスタンブール地図

街歩きにはトラムが便利

旧市街から新市街に向かってトラムが走っています。

市内観光には便利ですよ。

イスタンブール「風景画の旅」
イスタンブールのトラム

イスタンブールの風景画作品

ガラタ橋から見た旧市街を描きました。

最も、お気に入りの風景です。

イスタンブール「風景画の旅」
作品「イスタンブール旧市街」油彩F4

アヤソフィア博物館を描きました。

ここはイスタンブールで最初に見た場所でもあり、その姿に衝撃を受けました。

イスタンブール「風景画の旅」
作品「世界遺産アヤソフィア」油彩SM

イスタンブールの絵になる風景

イスタンブールを見て回ったのは正味2日間でしたが、大変有意義なひと時でした。

夜には岩盤浴へ行って、マッサージをしてもらいました。やはりアジア圏です。

アヤソフィア博物館

旧市街の一角に、このアヤソフィア博物館とブルーモスクが立っています。

アヤソフィアは537年、東ローマ帝国の時代に、ギリシャ正教の総本山として建てられました。

当然、教会として使われていましたが、オスマン帝国になって以降はモスクとして使われていました。

オスマン帝国が滅びトルコ共和国になった後に、博物館として公開されました。

教会とモスク、どちらの様相も見れる世界でも稀な施設です。

ビザンティン建築の最高傑作と言われるだけあって、外観の美しさにも魅了されます。歴史の重みを感じます。

イスタンブール「風景画の旅」
アヤソフィア博物館

内部は大きなホールになっています。

壁面の模様には、キリスト教とイスラム教、二大宗教の様相が見て取れます。

イスタンブール「風景画の旅」
アヤソフィア内部

上部へ登る通路です。歴史を感じるでしょ。

イスタンブール「風景画の旅」
アヤソフィアの昇降路

スルタンアフメト・ジャミイ
(ブルーモスク)

6本のミナーレ(尖塔)を持つ、モスクです。通常のモスクは4本までだそうです。

こちらは、1616年に完成して以降、イスラム教のモスクとして使われています。

イスタンブール「風景画の旅」
ブルーモスク

すばらしい外観ですが、内部装飾もみごとです。

繊細なアラベスク模様が素敵で、世界で最も美しいモスクの一つです。

内部のタイルやステンドグラスの青さから別名ブルーモスクと呼ばれています。

イスタンブール「風景画の旅」
ブルーモスク内部

トプカプ宮殿

オスマン帝国時代の宮殿で、約400年にわたって、その栄華を象徴する場所になりました。

イスタンブール「風景画の旅」
トブカブ宮殿の入り口

ボスポラス海峡と金角湾、マルマラ海に面する、風光明媚な丘にあります。

イスタンブール「風景画の旅」
トブカブ宮殿からボスポラス海峡

70万m2の巨大な敷地に、4つの庭園と多数の部屋があります。

日本の大奥のようなハレム跡もあり、その宝物館には贅を尽くしたお宝が満載とのこと。

私には全く興味のない場所でしたので、外の風景だけを楽しみました。🤗

ボスポラス海峡

天気の良い日にはボスボラス海峡クルーズがおすすめです。

私はベルトラの現地オプショナルツアーを申し込んでおき参加しました。

ガラタ橋の旧市街側を出発し、ボスポラス海峡を通って黒海近くまで行きました。

イスタンブール「風景画の旅」
ボスポラス海峡クルーズ

ボスポラス海峡は、黒海から地中海への唯一の海峡ですので、黒海沿岸の国々にとって海運、軍事両面で極めて重要なものでした。

これは海峡沿岸にあるハメリ・ヒサルと呼ばれる要塞跡です。

この要塞は、オスマン帝国によって造られ、東ローマ帝国のコンスタンティノープル(現:イスタンブール)への攻撃の拠点となった軍事施設です。

イスタンブール「風景画の旅」
ハメり・ヒサル(要塞)

ガラタ橋付近

ガラタ橋は金角湾にかかる可動橋(跳ね橋)です。

長さ490m、片側3車線の道路と歩道、市電が通っています。

船が通る中央部以外は上下2層構造になっており、下層はレストラン街になっています。

ここのレストランで名物のサバサンドをいただきました。美味しかったー。

イスタンブール「風景画の旅」
ガラタ橋

広い歩道にはこのように釣り人がいっぱいでした。サビキ釣りで『このしろ』のような魚を釣っていました。

イスタンブール「風景画の旅」
ガラタ橋での釣り

旧市街側から新市街を臨む風景です。

中央に立つのがガラタ塔です。高さ67mで、屋上のバルコニーでは360°の眺望を楽しめます。

ガラタ塔は528年に灯台として建てられました。

こんな風景も素敵でしょ。次はこれを描こうかな。

イスタンブール「風景画の旅」
新市街の風景

ガラタ橋からの旧市街の風景です。

中央にニューモスクが見えます。美しいですね。

この辺にバザールがありますので、買い物もお楽しみください。

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旧市街の風景

グランドバザール

スルタン時代を彷彿させる、イスタンブール第一のバザールです。

約3万m2の屋根付きのアーケード街です。メインの通りが延び、その左右に網の目のような小道が広がっています。

貴金属店や絨毯、銀製品や民族楽器など、4000以上ものショップが並んでいます。

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グランドバザール

金角湾

金角湾はボスポラス海峡の入江です。

入江の口元にガラタ橋があります。

この風景は、旧市街側から見た金角湾です。

イスタンブール「風景画の旅」
金角湾

最後に

イスタンブールのアタチュルク国際空港には、夜の11頃に到着しました。予約しておいた送迎車で空港から旧市街地にあるホテル(30分くらい)へ送ってもらいました。

夜の旧市街地は真っ暗で少し怖かったです。深夜到着にはお気をつけてください。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

イスタンブールへ行きたくなりましたか?

このブログでは、「風景画の旅」シリーズとして、自作の絵画と共に国内外の風景を紹介しています。

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※ 「イスタンブール『風景画の旅』編」も投稿しました。

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グランFgranf1765
第二の人生に入り、軽い仕事をしながら、風景画を描いて過ごしています。現役の時に絵画を始めてから早10年以上になります。シニアや予備軍の方々に絵画の楽しみを知っていただき、人生の楽しみを共有できればとブログを始めました。