日本の”海と水辺を描く”風景画作品集 油彩・アクリル・水彩画

日本の”海と水辺を描く”と題し、自作の風景画作品をまとめてみました。

海や水辺の風景にはなぜか癒されます。

私は旅好きで、旅先で絵になる風景を探して写真を持ち帰り、絵にしています。

油絵・アクリル画・水彩画で構成しています。

稚拙ではありますが、覗いていただくと光栄です。

「福家佳則」風景画作品集
日本の”海と水辺を描く”

古くから多くの方達が描いてきた画題だけに、なかなか満足のいく作品はできません。😂

ただ、好きなものでついつい描くことが多くなっています。

私は、川や海の近くで育ったものですから、田畑や川の「草いきれ」や海の「磯の香り」を嗅いだり、霧笛を聞くと郷愁を感じます。

画家・谷内六郎は、チャルメラの音など、特に音に郷愁を感じて、多くの作品にしています。

人によって郷愁を感じるところは様々ですが、人間の五感は素晴らしいですね。

そんな風に、郷愁を感じられるような風景画を描けるよう頑張ります。

広島県「尾道の水辺の風景」

向島フェリーの風景

尾道と対岸の向島間には、しまなみ街道の尾道大橋がありますが、島から尾道市街地へ行くにはフェリーの方が便利なようで、多くの方が通勤・通学・買い物などに利用している姿を見かけます。

尾道側には3箇所の船着場があり、そこから車だと数台しか積めないような小さな船が片道約5分でピストン輸送をしています。

短時間の船旅ですが、旅気分にひたれますので、尾道を訪れた際には是非とも乗ってみてください。

これはその尾道側の波止場です。雨がちょうど止んだ時の風景を描きました。

手前の岸壁の部分にはざらつきを出すために、油絵の具に砂粒を混ぜています。

日本の”海と水辺を描く”
油絵F20 向島フェリー乗り場

ウッドデッキのある風景

尾道は、かって北前船の寄港地として大繁盛し、その後も造船で繁栄した町です。そのためか、街にゆとりのようなものを感じ、ゆったりとした時間を味わえます。

尾道では特に、向島や行き交う船を眺めながらの、海辺の散歩がおすすめです。海岸沿いは綺麗に、歩きやすいように整備されています。

絵のようにウッドデッキになっている場所もありますし、岸壁に絵画展・歴代優秀作品のレプリカを展示した場所もあります。

この絵はウッドデッキから見た、雨の日の向島の風景です。左手に造船所が見えます。

日本の”海と水辺を描く”
油絵F20  ウッドデッキのある風景

別のページで尾道の風景と共に紹介していますので、そちらもご覧ください。

魅力満載の尾道を描く「風景画の旅」アートの港町へ

山口県「別府弁天池の風景」

青く透き通った水辺の風景が魅力の場所です。

青さの秘密は、石灰岩からなる、この付近特有のカルスト地形にあります。

「別府弁天池」では、カルシウム分を含んだ透明度の高い水がコンコンと湧き出ています。その湧水が太陽光に照らされ、青色の光のみが反射することにより、神秘的なブルーに見えます。

夏に行きましたが、暑さを忘れるようでした。お持ち帰り用の湧水もあります。

なかなかうまく透明感をだせておらず、お許しください。

日本の”海と水辺を描く”
油絵F10  山口県・別府弁天池

香川県「栗林公園の水辺の風景」

栗林公園の最大の魅力は、単なる造形美だけではないことです。

庭園だけですと、造り物感があって不自然なところが目立ちがちですが、園内には『歴史を経て育った大木』があり、造形と自然が溶け合っています。

さらに背景には『自然のままの紫雲山』があり、公園の美しさを引き立てています。

そして、もう一つの大きな魅力が巧みに配置された池です。

かって、ここには香東川の東の流れが通っていましたが、頻繁に高松中心部に氾濫を起こすため、治水工事でせき止められました。そして、その水たまりや伏流水を利用して庭が造られました。そのため、自然の川に近いような水辺も残っており、人工庭園の造形感を和らげています。

これは栗林公園の春先に見れる、紫雲山の麓の風景です。

日本の”海と水辺を描く”
アクリル画 栗林公園の春

この絵も上の絵とほぼ同じ位置を描いた秋の作品です。

日本の”海と水辺を描く”
アクリル画 栗林公園の秋

日本式庭園・南庭の風景です。ちなみに北庭は洋式庭園です。

池に面した「椈月亭」で結婚式ができます。カップルはお披露目と写真撮影のため、このように船で近くを巡ります。

結婚式は、春と秋がおすすめです。

日本の”海と水辺を描く”
油絵 F4 栗林公園の紅葉

別のページで公園の風景と共に紹介していますので、そちらもご覧ください。

栗林公園の春秋を描く 風景美の謎を探る「風景画の旅」

香川県「瀬戸大橋の風景」

児島ー坂出間に架かる瀬戸大橋上からの、快速電車『マリンライナー』から見た夕暮れの風景です。

瀬戸大橋は2段になっており、上段が道路、下段が鉄道になっています。道路上では車を駐車できないので、瀬戸の風景を楽しむには鉄道がおすすめです。

電車が海の上を走っているのはほんの10分くらいですが、時間帯、季節によって様々な姿を楽しめます。

これは秋口の夕暮れの風景です。

日本の”海と水辺を描く”
アクリル画 瀬戸大橋の夕暮れ

神奈川県「横浜の水辺の風景」

これは、横浜の山下公園で遊覧船に乗った時に見かけた風景です。

雨上がりでどんよりとして、少し波が高い日でした。かなり初期の水彩作品です。

当時は初心者で、波の描き方がよくわからなかったのですが、絵画教室の先生に教わりながら、なんとか仕上げました。

先生から背景も良く描けていると、お褒めの言葉をいただき、調子に乗って絵画にのめり込んだ次第です。単純なものです。

私は、晴れの風景を描くとこが多いですが、こんな雨の日も、また違った趣があり、モティーフによいですね。

懐かしい限りです。

日本の”海と水辺を描く”
水彩画 横浜港

最後に

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

これらの作品は、旅の風景とともにYoutubeにも投稿しています。

素敵な風景を是非ともご覧ください。

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ヨーロッパの歴史遺産を描いた作品を下のページに掲載しています。

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ヨーロッパの”歴史遺産を描く” 風景画作品集 息づく文化

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グランFgranf1765
第二の人生に入り、軽い仕事をしながら、風景画を描いて過ごしています。現役の時に絵画を始めてから早10年以上になります。シニアや予備軍の方々に絵画の楽しみを知っていただき、人生の楽しみを共有できればとブログを始めました。