”美しき南西諸島を描く”と題して、自作の風景画作品をまとめました。
油絵とアクリル画で構成しています。
南西諸島を訪れたことはございますか?
ここは、風景、文化、酒・食べ物、全てが独特で、まさに日常を忘れられる場所です。
あなたも南西諸島を描きませんか!
「福家佳則」風景画作品集
”美しき南西諸島を描く”
南西諸島とは鹿児島県より南にある日本の島々です。
最近は、LCCが就航している島が多いので、南西諸島にも気軽に行けるようになりました。
ただ、拠点の島から離島へ行くには船旅になります。
悪天候を加味して、日数に少し余裕を持って行かれた方がよいでしょう。
私自身も最近になって訪問しだし、その風景を絵にするようになりました。
![”美しき南西諸島を描く”](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/02/南西諸島地図-e1645864816346.jpg)
南西諸島の自然の風景を絵に!
次の島を訪れて風景画を描きました。
北から順に。
- 屋久島
- 奄美大島
- 加計呂麻島(カケロマ)
- 石垣島
- 竹富島
- 西表島(イリオモテ)
屋久島を描く
屋久杉の森を描きました。
屋久杉とは標高500m以上の場所に自生する杉を言います。
また、狭い意味では樹齢1000年以上のものを指します。
ガイドさんからは直径2m以上と聞きました。
屋久島には多くの高い山があり、最大の宮之浦岳は1936mあるそうです。
標高の低いところの杉は、木材出荷用に伐採・植林されていますが、高地の杉は伐採後の運搬が困難であったため、伐採されずに残ったとのこと。
ここは、とにかく雨が大変多いので、杉は苔むしています。
所々で、美しい滝も見れます。今度は滝を描くかな!
「屋久杉の森」 アクリル画 B3
![”美しき南西諸島を描く”](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1798-e1645525775330.jpg)
奄美大島を描く
南西諸島を訪れるのは、梅雨や台風の時期を避けたいので、春に行くことが多いです。
奄美大島には2度訪れ、それぞれ1週間ほど滞在しました。
日本のガラパゴスと言われるだけあって、自然美溢れる島です。
「新緑の奄美大島」 アクリル画 B3
春先の新緑の木々が大変魅力的です。
強風などで枯れた木と新緑の対比が気に入り、この絵を描きました。
![”美しき南西諸島を描く”](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1797-e1645525790967.jpg)
「春の日の浜辺」 アクリル画 B3
奄美大島の海岸は大変美しいのですが、なかなか絵にしたい風景が見つかりませんでした。
写真には勝てませんしね。
この絵は、奄美大島の特徴が出るように、何枚かの写真を組み合わせて構図を組み立てたものです。
絵画の楽しみの一つですね。
人物も入った方が良かったのかも知れません。
![”美しき南西諸島を描く”](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1796-e1645525807724.jpg)
「金作原原生林」 アクリル画 P20
奄美大島は世界自然遺産ですが、この金作原原生林は特に厳しく保護されている場所です。
この森にガイドさんなしに入ることはできません。
絵にしたのは、国内最大のシダ類「ヒカゲヘゴ」です。
ヒカゲヘゴの葉が空を覆う様は圧巻です。
![”美しき南西諸島を描く”](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1800-e1645525747657.jpg)
加計呂麻島を描く
加計呂麻島は奄美大島のすぐ隣にあります。
しかし、連絡船が小さいので、欠航にご注意を!
ここの魅力は、デイゴとガジュマルの木です。
加計呂麻島は映画「男はつらいよ」の撮影地ですが、やはりデイゴ並木やガジュマルの木が使われています。
「ガジュマルの木」 油絵 F50
このガジュマルの木が大変気に入って描きました。
ガジュマルの木には不思議なパワーを感じます。
![”美しき南西諸島を描く”](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1795-e1645525518768.jpg)
石垣島を描く
石垣島には台風シーズンを避けて11月初旬に行きました。
ただ、雨や曇った日が多く、なかなかスッキリしたエメラルドグリーンの海を見ることができませんでした。
今回は、川平湾を描きました。
川平湾は石垣島では最も美しいビーチです。
なので、ややもすると観光写真のようになりがちなので、構図に苦労しました。
「川平湾」 油絵 F3
![”美しき南西諸島を描く”](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1824-e1645860018550.jpg)
竹富島を描く
竹富島は石垣島のすぐ近くで、フェリーで15分くらいです。
主だった場所であれば、レンターサイクルを使って1日で回れます。
ここの魅力は、沖縄の原風景とも言える民家の風景です。
- 赤瓦に強風対策で塗られた漆喰の白さ
- 屋根上にはシーザーの置物
- 荒々しいサンゴ岩の石垣
- 石垣を彩るハイビスカスやブーゲンビリア
こんな、愛おしい風景に魅せられ、2枚の小作品を描きました。
「ある民家にて❶」 油絵 SM
![”美しき南西諸島を描く”](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1793-e1645526114568.jpg)
「ある民家にて❷」 油絵 F4
![”美しき南西諸島を描く”](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_1801-e1645525732366.jpg)
西表島を描く
西表島は石垣島で現地1日ツアーに参加して訪問しました。
フェリーで1時間弱、西表の島内では大型バスでの移動でした。
最も最初に案内されたのが仲間川のマングローブ・クルーズでした。
それまでに何箇所かマングローブ林を見たことはありましたが、
ここのマングローブは大規模で圧倒されました。
自然の厳しさが感じられたので描いてみました。
元来、自然の木々を表現するのは苦手なのですが。😂
「マングローブの森」 油絵 F50
![”美しき南西諸島を描く”](https://fukutoraku.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_4570.jpeg)
最後に
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
南西諸島の他にも、これまでに日本各地や海外の風景を描いてきました。
下のページでまとめてご覧いただけますので、宜しかったら覗いてみてください。
Youtubeにも投稿してます
ご紹介しました絵と自然の風景を動画にしてYoutubeにも投稿しています。
- 屋久島編
- 奄美大島・加計呂麻島編
- 竹富島編
- 石垣島・西表島編
是非とも、覗いてみてください。
「風景画の旅」へ出かけたくなりますよ。
奄美大島・加計呂麻島編
竹富島編