”栗林公園の春秋”を描く 風景美の謎を探る『風景画の旅』 

”栗林公園の春秋”、その風景美の謎をご存じでしょうか?

ここでは一般の観光地とは一味違った、絵になる風景を楽しめます。何故でしょう。

その美の理由を探るため、栗林公園を美の観点から掘り下げました。

「風景画の旅」で良いモティーフを見つけて絵にしませんか。

感動の風景美 美の理由を探る!
”栗林公園の春秋”

私は香川県生まれですので、栗林公園には小学生の時に学校の遠足で訪れたり、家族で花見をした覚えがあります。

当時は南東面に小規模ながら動物園が併設されていました。

結構、動物の匂いがきつく庭園内まで漂っていました。また子供でもあり、人工の庭園美には興味がありませんでしたので、栗林公園に対して特段の感情を持ったことはありませんでした。

大学からは県外に住んでいたため、全く栗林公園を訪れる機会がありませんでした。

定年退職して県内に住みだして以来、風景画の画題を求めて時々訪問するようになり、やっと、その素晴らしさに気づいたような次第です。

営々と受け継いでこられた美の遺産が香川県内にあり、こうしてご紹介できることを大変嬉しく思います。

栗林l公園 香川県観光協会公式サイト- うどん県旅ネット

栗林公園 美の歴史

栗林公園の美の背景にある歴史を紐解いてみましょう。(うどん県旅ネットより)

栗林公園は、16世紀後半に豪族が西南の場所に築庭したことが発端です。

当時は、ここには川が流れていました。

かって、ここには香東川の東の流れが通っていましたが、(西の流れは残存)頻繁に高松中心部に氾濫を起こすため、治水工事でせき止められました。

その水たまりや伏流水を利用して庭作りが始められました。

1630年代、領主によって南湖一帯が造園され、現在の南庭の原型が形作られました。

1642年~1871年、江戸時代に高松藩主・松平家11代の下屋敷として代々整備されてきました。

1875年(明治8年)、県立公園として一般公開を開始

1911年(明治44年)~1913年(大正2年)北庭の改修を終えます。洋風思想の影響を受けて、芝生広場や大規模園路を取り入れています。

1953年(昭和28年)、文化財保護法による「特別名勝」に指定されました。

その後も、改修・保全活動が続けられています。

昔は、藩主などが絶大な権力と財力を持ち好き放題やっていたようにも思えてきますが、その結果が文化・芸術の発展に繋がっていることも事実でしょう。

栗林公園 美の原点

私が感じる栗林公園の魅力は次の3つに分類されます。

最大の魅力は
借景の紫雲山にあり

良く手入れされた人工庭園』と『自然のままの紫雲山』、この取り合わせが絶妙です。

いわゆる、『手入れされた花木や池』と『荒々しい自然木』の取り合わせの美しさです。

加えて、園内の『よく育った大木』が、両者のグラデーション的な役割を果たし、美を引き立てています。

また、雨の後には山に霞がかかって幻想的な風景を見せてくれます。時の流れや生死まで感じられるような気がします。

京都・嵯峨野も山すそに広がりますが、人気があるのは、そういったこともあるのでしょう。

”栗林公園の春秋”
梅林と紫雲山
”栗林公園の春秋”
紅葉と紫雲山

日本庭園と
様式庭園が同居

江戸時代に造園された「池泉回遊式の日本庭園」(南庭)と明治時代に造園された「洋式庭園」(北庭)が同居しています。

このように一つの公園内で全く違った趣を楽しめることも大きな魅力です。

南庭には手入れの行き届いた木々や石の配置に風雅な趣があり、北庭には芝生や樹林を配して大陸的な趣があります。

上野恩賜公園や新宿御苑も同様な公園ですが、背景が高層ビルなのでやや興醒めです。😂

”栗林公園の春秋”
日本式庭園 南庭
”栗林公園の春秋”
洋式庭園 北庭

各所に配置された池と
一年中楽しめる花や木々

栗林公園は剪定されたが大きな特徴の一つです。

これに、一年を通して梅、桜、花菖蒲、睡蓮などの様々な色が加わって、公園を魅魅力を引き立てています。

これに、巧みに配置された水辺の風景が合わさり、癒しになっています。

”栗林公園の春秋”
剪定された松林
”栗林公園の春秋”
花菖蒲庭園

栗林公園の春秋を描きました

春の栗林公園
・アクリル画

紫雲山の麓の風景に惹かれました。

春の日差しを浴びた枯れ木と芽が出だした常緑樹に感動しました。

次回は、梅を描いて見たいと思います。

”栗林公園の春秋”
栗林公園の春 アクリル画

秋の栗林公園ー1
・アクリル画

こちらも春とほぼ同じ地点の紅葉風景です。どうしても紫雲山に目がいってしまいますね。公園管理の皆様、すみません。🤗

近場ということもあり、絵を描いている時に再度、現地を訪問しています。枝ぶりや樹木の遠近が写真では勘違いしがちだということを良く理解できました。

遠方の風景を写真を見て描く場合には、角度を変えて多めに撮っておく方が良いです。

”栗林公園の春秋”
栗林公園の秋 アクリル画

秋の栗林公園-2
・油絵

栗林公園では結婚式を挙げることも出来ます。

下の絵は、式の前後に記念撮影している状況です。池、紅葉、常緑樹、紫雲山、これら全てが入った構図で描きました。

実は、私の長女も春にここで結婚式を挙げました。掬月亭という、このすぐ近くの建物でした。

窓を全て開け放っていたため、風景に溶け込んだような式でした。

”栗林公園の春秋”
栗林公園の紅葉 油絵

youtube「風景画の旅」
でもご紹介

youtubeに「風景画の旅」と題して、栗林公園の春秋の風景を動画にしています。上の2作品も入れておりますので是非ともご覧ください。

また。他にもいっぱい投稿していますので、旅好き絵画好きの方には是非ともご覧いただきたく。

グランFチャンネル「風景画の旅」

 

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グランFgranf1765
第二の人生に入り、軽い仕事をしながら、風景画を描いて過ごしています。現役の時に絵画を始めてから早10年以上になります。シニアや予備軍の方々に絵画の楽しみを知っていただき、人生の楽しみを共有できればとブログを始めました。