”風景画の絵画展”に出品して、光栄にも愛媛県知事賞をいただきました。
当地展は『地域を描く美術展』とも称され、旅と絵画好きにはピッタリの公募展です。
今回は石鎚山がテーマです。
愛媛県美術館で開催された展覧会の様子をご紹介します。
次回には出品しませんか。
第38回地展とはこんな展!
私は第37回地展「善通寺市を描く」から出品しています。
そちらをご覧いただくと、地展の概要が分かりますので、こちらのurlからお立ち寄りください。ここでは割愛させていただきます。
今回のテーマ「石鎚山」とは
石鎚山は愛媛県の瀬戸内側にあり、標高1,982m、近畿以西では最高峰です。
私は四国在住ながら最近まで登ったことがありませんでした。
ということで、絵を描くに当たって取材登山に行ってきました。
行くまでは、『ロープウェイを使って標高1300mまで行けるし、四国の山だから』と軽く考えていました。
ところがあに図らず、かなり険しい山でした。そこで頂上までの登山は残念ながら断念しました。一人登山、年齢を考えるとやむを得なかったかなと思います。天候も悪かったですし。(苦しい言い訳😭)
そこでやむを得ず、見かけた風景の中で最も気に入った風景をもとに描きました。
石鎚山の風景はこちらから。
愛媛県美術館での展示状況
今回の地展は愛媛県秘術館の新館で開催されました。新館での開催は今回が初めてとのこと。
今回の出品数は78点で、前回の145点に比べてかなり少なかったです。
前回は最大20号、今回は最大30号までの作品が対象でしたので、一人当たりの出品数が少なかったようです。
実際、前回は一人で3点出品した方が何人もおられましたし、私も前回は2点出品しました。
ただ、前回はギシギシの展示風景でしたので、今回はちょうど良い感じでした。
審査員の方が絵の前で写真をとってくれました。感謝🤗
いくつかの作品紹介
あまり多くはご紹介できませんが、気になった作品をいくつか。
地展のホームページもご覧ください。
地展大賞「霊峰石鎚山」岩崎信也さん
見事な絵ですね。
光と影、遠近の表現が素晴らしいです。見習いたいものです。
愛媛県知事賞「神の峰へ」福家佳則
この門は石鎚山中腹・石鎚神社の中宮成就社にあります。
石鎚山登山口の神門です。
こんな立派な登山口の門は初めて見かけたので、何故か大変印象に残りました。
両方の窓には石鎚山頂上が反射したように描いています。
大きなしめ縄が魅力でしたので、体質顔料を使って盛り上げ、テンペラホワイトで強調しました。
特別出品「笹原をゆく」岩田令子さん
この方の作品は良く目にし、いつも素敵な日本画だなと思っています。
写真がうまく撮れておらず失礼します。
特選「五月の石鎚」栗原政喜さん
遠方に行くごとに段階的に色や形状の変化があっていいですね。
それぞれは割りに平面的に描かれており、浮世絵のような描き方がされています。
春の勢いが感じられます。
優秀賞「霊峰(石鎚)」山下拓さん
ドラマティックな構図に惹かれました。
善通寺展では素敵な野の風景でした。
「石鎚神社 桜」小川賀子さん
発想が豊かな作品ですね。私もこんな絵が描けるようになりたいものです。
「石鎚神社御神木」馬越まゆみさん
御神木に存在感がありますね。無冠とはいえ、気に入った作品の一つです。
愛媛県美術館
愛媛県美術館です。近くには、見どころも多いのでお立ち寄りください。
この日の企画展は、『弘法大師空海誕生1250年記念国宝 高野山金剛峯寺展」でした。
美術館が保有する絵画の『コレクション展』もやっていました。
ピエール・ボナールの大作『アンドレ・ボナール嬢の肖像 画家の妹』が強く印象に残っています。
手前の丘の上には松山城が!
最後に、次回は「四国の花の里」
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今回はこんな賞状と盾をいただきました。
今回は美術館で表彰式が行われたので参加してきました。
審査員の先生方やスタッフさんには暖かく迎えてもらい感謝しています。
次回は「四国の花の里」とのこと。また参加させてもらいます。
他の公募展も取り上げています。下からご覧ください。
Youtubeにも投稿
「風景画の旅」と言うテーマで、国内外の風景と自作絵画を動画にしてご紹介しています。
こちらもお立ち寄りください。お気に入りのモティーフが見つかるかも!