”第7回jam公募展で入賞”しましたので、展覧会へ行って来ました。
jam公募展をご存知ですか。
小型サイズF4号の風景画の公募展で、腕試しにはぴったりです。
賞も多いです。参考までに公募〜展覧会の情報と私の経験をご紹介します。
あなたも参加しませんか。
jam展とはこんな公募展!
”第7回jam公募展で入賞”
公募展の概要
応募規定と方法について
おおよそ次のような公募展です。詳しくは、jam展のホームページを。
- 対象者:国籍不問、ただし日本国内居住者
- 画題:『みんなに知ってほしい、地元の風景』
- 作品:平面作品、サイズF4号指定(画材は自由)
- 開催:年1回
- 作品搬入:最寄りの画材展(指定)へ直接持ち込みます。
(パンフレットにお店の名前が記されています) - 出品料:3000円(一人1点) ※第8回から4000円に!
- 作品搬入時期:11月中旬頃、事前の申し込み不要
ここで、面白いのが『最寄りの画材展へ直接持ち込む』ということですね。
作品に額をつけ、箱に入れて、指定の画材展に持ち込めば受け付けてくれます。
受付店は全国にありますので、お近くに持ち込み店があるはずです。
11月中旬に持ち込んで、12月初旬頃に審査結果の通知が来ます。
落選の場合は、12月に画材店から電話連絡があり受け取りに行きます。
入賞作品は全国のギャラリーに順次展示されますので、展示が終わった9月頃に返却されます。
このシステムは送料がかからずに助かるのですが、画材店とのやりとりが少し気恥ずかしいです。特に落選の場合は!😂
第8回はこちらから!
第8回(2022)jam公募展 応募要領 – jamkouboページ
出品数と受賞・入選率など
第7回は421点の応募があり、43点が入賞しています。さらに57点が入選です。
ただ展示してもらえるのは入賞作品のみです。
賞の内訳:
- JAM大賞(1点 賞金20万円)
- 審査員特別賞(4点)
- メーカー賞(38点)
表彰式:
大阪展示の初日に、ホルベインギャラリー内での表彰式が予定されていましたが、コロナで中止になりました。
表彰式の場所は個人の住所によって違うのかもしれません。
賞状と賞品は後日送られて来ました。
第7回審査員のコメント
審査された方々の評価コメントから、制作のヒントがもらえると思いますので書いておきます。
画家・大友義博さんのコメントから
- 全体的にレベルが高かったが、写真を模写しただけのような作品が多かった。
- 観光スポットのようなテーマでなく、自ら切り取った地元の風景や情景に好感を持った。
- 誰もが共感できる体験であっても、見るものの想像を掻き立てる絵を!
画家・小野月世さんのコメントから
- コロナ禍で身近なものに愛着を持って絵に向かわれた方が増えたと思う。
- 地域に対する誠実で愛情に満ちた眼差し。
- 大きな画面に変えても耐えられるような計算され尽くした画面構成。
画力はもちろん問われるのでしょうが、モティーフ選びや構成に重点が置かれていますね。
公募展テーマが『みんなに知ってほしい、地元の風景』なので、観光地的なものをイメージしがちですが、審査員の方々の考えはやや違うようです。
ホルベインギャラリーでの展覧会へ
”第7回jam公募展で入賞”
入賞作品は東京会場、大阪会場など全国のギャラリーで展示されます。
私は、大阪のホルベインギャラリーを訪問しました。2022.2.3〜2.8に開催。
展示状況
ホルベインギャラリーは画材店の隣に設置されたこじんまりとした会場でした。
平日の昼間ということで、ちょっと寂しい光景でした。
ただお陰様でゆっくりと一つ一つ拝見できました。
展示作品
作品のレベルはかなり高いなと感じました。
センスのある垢抜けた絵が多かったです。
私の目にとまった作品をあげさせていただきました。
コメントは、個人的なものです。
大賞及び審査員特別賞
村上武志さん「今朝の通学路」jam大賞
まさに日常の風景を切り取った、愛情の感じられる作品ですね。
統一感のあるタッチが魅力的です。
いつかこんな絵を描きたいものです。
(左)野田泰さん「みよし野菜の並ぶ朝」審査員特別賞
(右)西本富雄さん「猫のいる丘」審査員特別賞
「猫のいる丘」は点々と猫が配置され、だんだんと奥に導いてくれるような作品です。構図が素晴らしいですね。
(左)机貞代さん「街はずれ」審査員特別賞
(右)釣健二さん「秋日和」審査員特別賞
両方とも、晴れた日の光の表現が見事ですね。
メーカー賞
いろんなメーカーさんの名前がついた賞です。
決して劣らない作品ばかりです。
jam展はまだ7回の開催ですが、恐るべき公募展です。
(左)石堂嘉壽子さん「宇土砂干潟」
(右)宇津野栄一さん「雪国の灯」
(左)廣幡悟さん「暁の雨晴」
(右)石津貞子さん「寸又峡」
(左)中村美津子さん「中田島砂丘」
(右)中村幸彦さん「街カフェ」
(左)亀田雅裕さん「Rainy4」
(右)中村裕子さん「佐鳴湖・ひょうたん池」
(左)西尾和廣さん「我が心の原風景」
(右)洲崎悠一さん「二俣橋にハートの季節」
私の作品
2021年の受賞作品と2020年の落選作品を添付しました。
福家佳則「ただいま!お疲れ様!」
メーカー賞(パジコ賞)
夕暮れ時の駅を帰宅する通勤者の気持ちになって描きました。
「忙しく一日の仕事を終えて最寄り駅まで戻った時、まだ頭には昼の喧騒が残っています。しかし、同時にホット一安心という気持ちにもなります。そんな情景を絵にしました。」
この絵は、我が家の窓から見える景色を元に描いた作品です。
ここは瀬戸内海が近いので、夕焼けがとても綺麗なんです。
アルジェリアで見た夕焼けの色も参考にしました。
前年の落選作品
これは、栗林公園での結婚式後のお披露目の風景です。
私の娘も園内で結婚式を挙げました。
この絵を描いた時は、独学で油絵を始めたばかりで、まだまだ画力が足らなかったと思います。
やや観光写真ぽいですしね。落選もやむを得ません。(>_<)
最後に
他のページでも、これまで私が出品した絵画展の情報を紹介しています。
次のurlから、そちらのページもご覧ください。
参加しやすい公募展ばかりです。
それぞれ規定や入選率などが違っていますので、今後の参考になれば幸いです。
メーカー賞(パジコ賞)表彰状と副賞
2月初旬に我が家にバジコ賞の表彰状と副賞が送られてきました。
結構大きな箱にバジコ社の粘土などがたくさん詰まっていました。
使用方法はゆっくりと考えます。孫と遊ぶかな!