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油彩で花と街の風景を描いています

”桜の丸亀城を描く”風景画の旅へ 石垣と桜が魅力の城

”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」

”桜の丸亀城を描く”と題し、「風景画の旅」へ出かけませんか?

丸亀城は「石の城」と言われるだけあって、石垣の美しさが魅力です。

私も石垣と桜をモティーフに2点の油彩画を描きました。

オススメの見どころを紹介しますので、あなたの旅の参考にしてください!

丸亀城への風景画の旅

「香川県を訪れたことはあるけど、丸亀城へ行ったことないよ」とおっしゃる方が多いのでは?

もったいないですね。香川県はうどんだけではないですよ。

丸亀駅から歩いて行ける場所ですし、無料の駐車場もあります。

お気軽にお立ち寄りください。

さらに、城主・京極家の別邸であった中津万象園もいいですよ。

丸亀城の特徴

丸亀城は標高66mの亀山に築かれた平山城です。別名亀山城と呼ばれています。

現在は、ぐるりと囲む内堀の中(東西540m、南北460m)が史跡として残されています。

「日本100城」にも選ばれている名城です。

本丸、二の丸、三の丸、帯曲輪(くるわ)、山下曲輪があります。

一口メモ

二の丸、三の丸、帯曲輪、山下曲輪は、基本的に本丸を守るために割り当てられた場所です。

平和な時代には、一般に二の丸は政治を行う場所、三の丸は家臣たちの屋敷地として利用されたようです。

”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」
内堀から天守を望む

丸亀城の歴史

超簡単に丸亀城の歴史をまとめました。

少し歴史を知っておくと、城歩きをもっと楽しめますよ。

1597年 戦国時代の末期に、生駒親正が讃岐12万6200石を賜ります。後の再検地で17万6000石となります。

1597〜1602年 丸亀城が生駒親正、一正親子によって築造されました。同時期に高松城も築城しています。一正は高松城に移ります。

1600年 関ヶ原の戦いがあり、親正は西軍に、一正は東軍(徳川方)に付きます。東軍が勝利しますが、一正の勲功により生駒家の所領は保たれました。

1603年  親正が死去、時代は江戸時代に変わります。

1615年 一国一城令により丸亀城は一旦廃城になります。

その後、「生駒騒動」などの紆余曲折があり

1658年 京極高和が丸亀6万67石の藩主になります。一方高松藩(12万石)については、1642年から松平家が治めています。

1660年 丸亀城の天守が完成

1869年 第7代藩主・京極朗徹(あきゆき)が版籍奉還。

生駒騒動とは早い話、お家内部の権力闘争です。結果、お家取りつぶしになりました。時代劇によくある話ですね。

自作絵画のご紹介

後述しますように、丸亀城の美しさは桜と石垣に尽きると思います。

可能なら桜の時期に訪問してください。

”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」
油彩画「丸亀城・石垣と桜」
”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」
油彩画「丸亀城の桜」

丸亀城の見どころ

石垣の美しさ

丸亀城は石垣の名城として全国的に有名です。石垣の築造技術が発達した時期に作られました。

石垣は、山麓から山頂まで4重に重ねられており、合わせると60mになり、総高としては日本一だそう。単体では大阪城。

ここでは、大きく次の4種類の積み方が採用されています。

  • 打込接(うちこみはぎ);割って加工された石を用いて積み上げる方法。丸亀城において主に使われている方法です。
”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」
石垣積み方「打込接」
  • 切込接(きりこみはぎ);削って精密に加工された石を用いて、隙間なく積み上げる方法。数カ所で使われていますので、見つけてください。
”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」
石垣積み方「切込接」
  • 算木積(さんぎつみ);石垣の隅角部分の積み方長方形の石材の長辺と短辺を交互に組み合わせることで、安定性を高めています。
”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」
石垣積み方「算木積」
  • 野面積(のずらつみ):自然石をそのまま積みあげる方法。東南の外周にある延長80の石垣に使われています。

桜の候の美しさ

城内には、そこかしこに700本の桜が植えられいています。

丸亀城へ行くなら、桜のシーズンをおすすめします。

坂道の桜もおつなものですよ。

”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」
丸亀城の桜-1
”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」
丸亀城の桜-2

天守閣の美しさ

江戸時代初期に作られた天守で、昭和に解体修理がなされて、現在に至ります。

ここから瀬戸内海が望めます。

現存する12天守の一つで、重要文化財に指定されています。

小型ですが美しいです。

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丸亀城・天守閣

眺望の美しさ

標高66mは、ほぼ22階の高層ビルに当たります。

周囲には高層ビルがないので、城内から360°の眺望を楽しめます。

写真には別名・讃岐富士と称される飯野山が見えます。

”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」
丸亀城から讃岐富士を

別邸・中津万象園の美しさ

ここは、丸亀藩主・京極家の別邸でした。瀬戸内海の海岸淵にあります。

京極家先祖の地・近江の琵琶湖を形取った八景池を中心とした庭園です。

栗林公園と比べるとやや小規模ですが、ご覧のように松と池が美しい庭で、美術館も併設されています。

丸亀城とセットでお立ち寄りください。

”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」
中津万象園-1
”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」
中津万象園-2

石垣復旧を学ぶ

2018年秋の西日本豪雨や台風の影響によって三の丸と南西面帯曲輪の石垣が崩壊しました。大量の水が地面に浸透して地滑りを起こしたようです。

現在も補修が進められています。(2022年)

原型復旧が原則なので、上部から順に巨石を一個一個マーキングしながら取り出し、崩落した土砂を取り除いては法面補強、といった作業を繰り返しています。

石が多く、慎重な作業のため、大変に手間がかかり、思うようには進んでいないようです。

石積みが始まるのは、まだ少し先になりそうですね。石積みの様子も見たいものです。

”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」
丸亀城の石垣復旧状況

ここには石垣復旧PR館がありますので、是非ともお立ち寄りください。

城の裏側に当たるため、人目につきにくいです。上の写真で言えば、右手にあります。

スタッフさんが丁寧に対応してくれました。

”桜の丸亀城を描く”「風景画の旅」
丸亀城・石垣復旧PR館にて

最後に

丸亀城はいかがでしたか?お気に召しましたでしょうか?

うどんツアーに来られましたら、丸亀城と中津万象園にもお立ち寄りください。

風景画の旅を楽しんで

こんな風に国内外の「風景画の旅」をたくさん取り上げています。

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素敵な風景画の旅をご紹介

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グランFgranf1765
第二の人生に入り、軽い仕事をしながら、風景画を描いて過ごしています。現役の時に絵画を始めてから早10年以上になります。シニアや予備軍の方々に絵画の楽しみを知っていただき、人生の楽しみを共有できればとブログを始めました。