”ヨーロッパの海と水辺”を描いた自作の風景画作品集です。
水彩画、アクリル画、油絵で構成しています。
ヨーロッパには『豪華ヨットやクルーザーが停泊する港』、『古い街並みの水辺』や『荒々しい断崖』など、絵にしたい風景が多いです。
ご覧いただくと光栄です。
絵の出来・不出来はさておき、各地の魅力を楽しんでいただければ。
「福家佳則」風景画作品集
”ヨーロッパの海と水辺”
私は、振り返ると、海や水辺の風景を多く描いてきました。
海や水面を絵で表現するのは難しいですが、それだけに、少し気に入ったものが描けるとちょっとした満足感があるようです。
今回は、こんな場所を描きました。どこも私のお気に入りの場所です。
- マルセイユ港 南フランス
- カシス港 南フランス
- ニースの浜 南フランス
- ベネティア本島 イタリア
- ベネティア・ブラーノ島 イタリア
- ロカ岬 ポルトガル
- シテ島・パリ フランス北西部
- オンフルール港 フランス北西部
南フランスの海と水辺
南フランスの地中海沿岸には地中海の海の青さに負けない、パステル画のような美しい街が点在しています。
私は、瀬戸内に生まれ育ったこともあり、そんな水辺の街が大好きです。
私は一時期コンスタンティン(アルジェリア)に滞在しておりました。
その時の休暇の時に、直行便で1時間ほどで行けるマルセイユを何度か訪問しています。
そして、地中海沿岸のいろんな街を巡りました。
それらの旅は、今も強烈な印象として残っています。
マルセイユ港
マルセイユは、地中海沿岸地域への旅の基地にしていた所です。
街自体は大変庶民的であり、私の大好きな街です。
この街の魅力はなんと言っても港の風景です。
港には、たくさんのヨットや豪華なクルーザーが停泊しており、旧市街の美しい風景を一層引き立てています。
そして港に面する旧市街に西日があたる風景はまさに格別です。
この絵は、コの字形の港の対岸から見た景色です。油彩でF-30号に描きました。
香川県の「さぬき市展」に出品し、入選しました。
カシス港
マルセイユからバスで1時間ほどにある港町です。周辺の海岸沿いにはカランクと言われる切り立った石灰岩の岩山が続いています。
そのダイナミックで美しい風景を楽しむため、港から小型の遊覧船が頻繁に出ています。
また、マルセイユから船で、カランクなど素敵な海岸線の風景を眺めながらカシスへ行くこともできます。
私はここでは、港の街並みが大変気に入りました。
コンスタンティンに戻ってすぐに描いた、初期の水彩画の作品です。
ニースの浜
ニースへは、マルセイユからベルトラの現地オプショナルツアーで行きました。ニース、モナコを巡りました。
ニースは浜辺の風景が大変素敵な場所です。白い砂浜が延々と続いています。
海岸線沿いには古い建物が並んでおり、海や砂浜の風景に映えています。
残念ながら、ニースでは泳ぐことは叶いませんでした。こんな場所でゆっくりできればいいですね。
油彩でF4に描きました。
ベネティア・イタリア
の海と水辺
私は、ベネティアには2度訪問しています。
1度目はだいぶ以前に仕事の合間に訪れたため、ざっとしか見れませんでした。短時間の見学ではありましたが、その際、この世のものとは思えないような街の美しさに、大変感動し、後ろ髪を引かれる思いで街を後にしました。
そのため、絵を描き始めて以来ずっと、いつかはもう一度行きたいと思っておりました。
そして、なんとか、「風景画の一人旅」として2度目の訪問が実現しました。
その時は、本島だけでなく、近隣の島々も風景を貪るように回りました。
ベネティア本島
ベネティアはどこを切り取っても絵になる風景なので、こんな何気ない風景を描きました。観光写真のような景色は面白くないですしね。
この絵は、島めぐりの船が出航する桟橋付近の風景です。こんな何気ない風景にも歴史や人の営みを感じることができる街です。
アクリル絵の具で描きました。
ブラーノ島
ブラーノ島は絵のように大変カラフルでおもちゃのような家が並ぶ小さな島です。
漁師さん達が濃霧でも迷わず無事に帰ってこれるようにと、建物をこんな色に塗り始めたようです。
今でも、住民達は厳しくその伝統を守り続けています。素敵ですね。
初期の水彩画の作品です。
ポルトガルの海と水辺
ポルトガルでは首都リスボンと近郊の街を巡りました。
ポルトガルは南蛮貿易の時代から日本と交流があるためか、私には何故かアットホームな雰囲気を感じました。食べ物も日本人に合います。
リスボンとその周辺には絵になる風景が大変多く、本当におすすめです。
ロカ岬
ロカ岬はヨーロッパ大陸最西端の場所です。
ロカ岬にはリスボンからのベルトラの現地ツアーに参加して訪れました。
この断崖絶壁は高さが140~160mあります。
日本でもこう言った景色を見れる場所があるかもしれませんが、初めての大西洋ということで特別な感慨があったのを覚えています。
アクリル絵の具で描きました。「壮大さや荒々しさ」を、なかなか上手く表現できなかっため、何度か描き足しています。
下のページでリスボン近郊を取り上げています。よかったらご覧ください。
フランス北西部
の海と水辺
フランスの水辺と言えばセーヌ川を思い浮かべませんか。
今回は、パリのセーヌ川とその河口付近のオンフルール港を描きました。
セーヌ川は古くから外国貿易の運搬路に使われてきました。
現在は観光船が主体のようですが、多数の船が行き交っています。
シテ島・パリ
パリは言わずと知れた芸術の都、多くの画家が絵にしています。
そんなためか、今ひとつ描く気が湧かず、自身ではあまり多くの作品を描いていません。
これはパリ市街のシテ島、セーヌ川のほとりで見かけた風景です。アクリル絵の具で描きました。
シテ島はパリにあるセーヌ川の中洲で、2019年に火災で大きな被害を受けた、ノートルダム大聖堂があるところです。
オンフルール港
オンフルールはフランスの外国貿易の港として発展した町です。西海岸のノルマンディー地方に位置します。
ここは、旧市街にある、ノッポで、おもちゃ箱のような建物が有名な街で、とてもチャーミングな街です。
この絵は川沿いの港の風景です。
本来の貿易港の機能は、もっと水深の取れる場所に移りましたので、現在、ここは観光などに使われています。
水彩で描いてあったものに、アクリル絵の具を重ねています。
最後に
これらの街の風景と自作風景画を動画にしてyoutubeにも投稿しています。併せてご覧いただくと幸いです。
ヨーロッパの街並みを描いた作品集もありますので、よかったらそちらもご覧ください。
ヨーロッパの街並みを描く!風景画作品集・油彩・アクリル・水彩