”街を巡って風景画”を油彩で描きました。
旅はお好きですか?
私も大好きで、歴史ある旧市街などへ旅をして作品にしています。
今回は地中海沿岸と日本の街の8作品を載せています。
思い出の場所を共有できれば幸いです。
小作品ばかりですので、お気軽に!
国内と地中海沿岸の街を
油彩で風景画に!
私は各地の街を旅するのが好きです。
とは言え、歴史遺産の類はあまり好みません。
特に、観光地だけになっている場所などはどうも!
いわゆるヨーロッパの古い教会とか宮殿、そして日本のお城などです。
私の場合、お城を描いても、石垣や花が主題になってしまいます。
例えば、私はこんな風景が好きです。
「歴史ある旧市街でも今も人が住んでいる街」や一方で「都市の住宅地や繁華街」
私は、人付き合いが苦手な方ですが、街好きということは、心では人との触れ合いを求めているようです。
ところでヨーロッパでは、歴史があり、しかも現在も美しく保たれ使われている旧市街をよく見かけます。
そんな街に出会えるとワクワクします。
今回は地中海沿岸の街を取り上げました。
一方、日本では東京・神戸などの都市を取り上げました。
都会の何気ない風景から、テーマを切り出して絵にするのは、正直にいって難しいです。
とはいえ、もっと都市の風景を増やしていきたいと思っています。
地中海沿岸の街の風景画
ポルトガル→スペイン→フランス→イタリアの順に、各国の街を1ヶ所ずつご紹介します。
シントラ旧市街 in ポルトガル SM
ここは世界遺産のシントラ宮殿がある、山間の町です。
ポルトガル王家の避暑地であったとのこと。
宮殿はおしゃれな建物で、街並みもそれにふさわしいものでした。
近隣には別荘らしき豪華な建物もありました。
カフェのテラスにのんびりと座って、通りすぎる人々を眺めていると、作品のような光景に出会えます。
個人的には気に入っている作品ですが、いかがでしょうか?
ジローナ旧市街 in スペイン F4
ここはスペイン・カタルーニャ地方にある町です。
古く紀元前に始まった町ですが、ここは戦略上の要衝であったため、残念ながら古代ローマの遺跡はほとんど残っていません。
しかし、中世以降の建物は残っており、その雰囲気をたっぷりと味わえます。
この作品は、ほぼモノクロで仕上げました。
長く厳しい歴史を持つ、街並みの光景を表現しました!
右上の旗は、今も独立を掲げるカタルーニャ地方の州旗です。
港町カシス in フランス SM
南フランス・マルセイユの近郊にある、小さな港町・カシスです。
海岸にはカラフルな建物が並び、多数の小型ヨットやモーターボートが浮かんでいます。
南仏のイメージといえば高級で華やかなイメージですが、ここは割に庶民的でカワイイ雰囲気です。
そんな港町の光景を描きました。
マテーラ旧市街 in イタリア F3
イタリア南部の町・マテーラには、石灰質の岩肌に掘られた「サッシ」と呼ばれる洞窟住居があります。
人が住み始めたのは、なんと石器時代・7000年前とのこと。
しかし人口増加に伴って極度に衛星状態が悪化したため、一旦、住民全員が退去させられました。
近年になって、街の人気が高まり、徐々に人が戻りつつあるようです。
訪問した際には、これまでに感じたことのない不思議な感動を覚えたものです。
そんな感動を表せていれば良いですが!
日本の街の風景画
「何気ない街の風景であっても、自分なりの感性で捉えて絵にしたい」
それが私の最大の願いです。
古今東西、風景をモティーフにしている著名な芸術家は、誰でもそれを成し遂げています。
アメリカの写真家ソール・ライターは、ニューヨークの自宅の近くを毎日のように歩いて写真を撮り、素晴らしい作品を残しました。
また、アンドリュー・ワイセスは、自宅付近と別荘兼アトリエにしか行くことなく、そこで交流した人々をアメリカの風景に重ねて描きました。現在ではアメリカ20世紀最大の画家と称されています。
まだまだ、精進していきます。
新宿夜景 F3
新宿駅南口付近で見かけた夜の光景を描きました。
これまでは夜の街をあまり描いたことがなかったのですが、少しづつ増やしています。
光のイメージを出すために、アルミ箔を粉にして、たっぷりと振りかけました。
「華やかさや煌びやかさ」そして「寂さや不安感」、これらが交錯する都会、
そんな情景を描きたいと思っています。
朝の二子玉川 F3
東京・世田谷区の二子玉川で見かけた街の風景を、早朝のイメージで描きました。
二子玉川は都内で人気の場所と知り、初夏に二子玉川駅から世田谷美術館まで2時間ほどかけて住宅街をぶらタモリしました。
確かにどことなく良い雰囲気の町ではありました。
そのあとは、世田谷美術館でシャガール展を観て帰りました。
この風景は駅近くで見かけたものです。
早朝の「活気」と「気だるさ」を感じてもらえれば良いのですが!
神戸・三宮繁華街 SM
神戸にはもう行かれましたか。
観光地としてはそれほど有名ではありません。
しかし神戸には、『高級で上品な山手』と『庶民的で雑多な沿岸部』があり、どちらにもそれぞれ街の魅力があります。
ところで、神戸は私の第二の故郷とも言えるところ。
三宮駅付近で良く飲み歩いたものです。
この作品では庶民的な場所を取り上げていますが、今度は高級な神戸も描いてみたいと思っています。
尾道市街の眺望 F6
尾道は江戸時代には北前船に寄港地であり、大変栄えた町でした。
また近年は、大型船の建造で繁栄していました。
そのためか、街並みには、ゆったりと、穏やかな雰囲気が漂っています。
これは西国寺から市街を見下ろした光景です。
秋の日の、穏やかな尾道の街の空気感を表現できていますでしょうか。
最後に
最後まで作品を観ていただき、ありがとうございました。
街の風景画はいかがでしたか。
一つでも気に入っていただけると幸いです。
他にもたくさん描いていますので、是非ともこちらからご覧ください。
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