”リスボンと近郊10選”と題し、絵になる風景を取り上げました。
もうリスボンへ行かれましたか?
リスボンは見どころ満載ですし、料理も美味しく、更に日本人には大変親しみやすい所です。
リスボンと近郊のおすすめを紹介しますので、風景画の旅へ出かけませんか!
自作の油絵やアクリル画の風景画もご覧ください。
「風景画の旅」
”リスボンと近郊10選”
仕事で北アフリカのアルジェリアに在籍していましたので、休暇を利用してヨーロッパを旅する機会に恵まれ、ヨーロッパの国々の美しい風景に触れることができました。
ヨーロッパでは古い街の建物を大切にし、現在も人々が住んでいる様を良く見かけます。
ポルトガルの首都リスボンとその近郊の町でもそんな素敵な風景にたくさん出合うことができました。
京都の街並みもこれに近いですが、何しろ日本の場合、木造ですので限界があります。
アルジェリアからリスボンへ
アルジェリアのコンスタンチンから、正月休みを利用してリスボンを訪問しました。その年、私は正月には帰国しないタイミングでした。
休暇日数は5日しかなかったので、4泊5日の駆け足の旅と決め、booking・comを使ってリスボン市内にホテルを予約しました。
リスボンのポルテラ空港に夕方到着。
ホテルを市内中心地(ロシオ広場近く)に予約していましたので、路線バスでホテル近くまで向かいました。タクシー代がもったいないですしね。
リスボンでの日程
リスボン市内および近郊については次のように訪れました。幸いにも良い天気が続き思うような写真を撮ることができました。
1日目:夕方に空港着、バスでホテルへ
2日目:午前 ベルトラのリスボン市内半日散歩ツアーに参加
(予約・英語案内)
午後 トラム(路面電車)を使ってあちこち散策
3日目:終日 オビドスへ(一般のバスを利用)
4日目:終日 ベルトラのリスボン発、近郊ツアーに参加
(予約・英語案内)
ホテル初→ベーナ宮殿→シントラ旧市街→ロカ岬→カスカイス→戻り
5日目:早朝にバスで空港へ
注意:冬はバスの運行スケジュールが違います。
ベルトラの
英語版現地ツアーに参加
何度かの経験から、ベルトラの現地ツアーを利用すると大変効率良く回れるのを知っていました。
頻繁にお土産品店に連れていかれるツアーを経験しておられませんか。特にアジア。私はあれが嫌いで!
ツアー会社の違いよりも、お国柄の違いなのかもしれません。そんなことは全くなかったです。
また、日本語ツアーでなく、英語ツアーを選択したのには理由があります。
私は一人旅でしたので英語ツアーを選ばざるを得なかったのです。
というのも日本語ツアーの場合、大抵のツアーが申し込み2名以上という規定があり、残念ながら1名では申し込みできません。
私は、流暢な英語を話すことはできませんが、なんとか大事なことだけは聞き取れるので、英語ツアーを利用するようにしています。
たまには人のいい外国人に出会ってカタコトで話が弾んだりして、楽しいものです。ヨーロッパ人の英語はアメリカ英語と違ってわかり易いですよ。
また、日本語限定よりもツアーの選択肢が増えるので、ぜひお試しください。
風景画の旅
”リスボンと近郊10選”
リスボンはローマ時代からありますが、13世紀にポルトガルの首都となりました。
いわゆる大航海時代(15〜16世紀ごろ)に、香料貿易で急速に発展したことで有名な都市です。現在の人口は55万人、都市圏としては300万人の大都会です。
リスボンは1755年に大地震に見舞われ、甚大な被害を受けました。
この地震で大航海時代の富が集中したリスボンの建造物のほとんどが破壊され、さらに大津波に襲われました。
リスボンの町は、強い揺れ、津波の後、火災が発生し、火災の旋風で焼き尽くされてしまいました。
犠牲者は6~9 万人に及ぶと言われ、さらに大量の書物や大航海時代の記録や世界から集められた貴重な美術品も失われました。
しかし幸いにも、その後リスボンは急速に復旧され、また世界大戦の戦火に見舞われなかったので、美しい街並みが再現されています。
一方、近郊には古城や古い町が遺されており、「風景画の旅」におすすめです。
赤瓦が美しいリスボン市内
・高台からの風景
・私の超おすすめ
リスボンの最大の魅力は高台からの眺望でしょう。
赤瓦で統一された景観の美しさには圧倒されます。市内から急な坂を登っていくと写真のような光景が一面に広がります。
自作絵画
P-100号に油彩で描きました。
最初はアクリルで描いたのですが、気にいらなかったので加筆しました。今だに加筆中です。🤗
人々の長い歴史や暮らしの息遣いを感じながら、そんな場所を絵にすることは大変楽しいものです。
ロシオ広場
・私のおすすめ
ロシオ広場はリスボンの中心に位置しています。正式にはペドロ4世広場と言います。
1755年の大地震で周囲のほとんどの建物とともに崩壊し、その後に再建されました。
19世紀になって広場にモザイクの石畳が施され、噴水やペドロ4世の銅像も建てられ、現在の美しい姿になりました。待ち合わせの場としてよく利用されています。
ここから見える周辺の建物が大変魅力的で、おすすめです。
旧市街の風景
坂の道、狭い道、カラフルな家や店舗、古い街並みの旧市街を散歩するのは楽しいです。
もちろん食事やお茶も。
トラムが走る町
・私のおすすめ
トラム(路面電車)は、リスボンの古くからの公共交通機関です。19世紀に導入されました。
一部の路線で現代的な車両も使われていますが、大半は20世紀初期にさかのぼる小さな車両が使われています。
4つの車輪を使った黄色の市電は観光客にとっては現代のリスボンの象徴の一つになっています。その大きさは、急な坂や狭い通りにもピッタリ合っています。
何度も乗ってみましたが、レトロなところが大変魅力です。やや乗り心地は良くないですが。(笑)
自作絵画
最初にアクリルで描いた絵です。坂の上の電車道を描きました。
友人に差し上げました。
三輪タクシーが走る町
こんなキュートな三輪タクシーを見かけました。
タイなどアジアでは良くみかけますが、リスボンでも使われていました。坂の多い狭い道をちょっと走るのにちょうどいいようです。
観光に使ってみてはいかがでしょう。
「谷間の真珠」オビドス
・私の超おすすめ
首都リスボンから約90km、城壁に囲まれた小さな村です。リスボンからバスで約1時間10分くらいでした。
現在も、800人ほどの人々が住んで歴史を受け継いでいます。
この美しい村は長年、ポルトガルの王妃の直轄地として大切に維持されてきました。
周囲の城壁の上を歩いて村の景色を眺めることもできますし、村の中を散策することもできます。こんな場所に住んでみたいものです。
自作絵画
気に入った風景をもとに、2作品を制作しました。気軽に飾れるように小サイズにしています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
ロカ岬
ロカ岬はヨーロッパ最西端に位置しています。
高さ140~160mにもなる断崖絶壁に大西洋の波が打ちつけ、見ごたえします。花が咲く緑の絨毯が荒々しい海の風景に彩を加えています。
丘の上に立つ赤い屋根の灯台は18世紀に建てられたもので、今も現役です。
自作絵画
灯台も入れたかったのですが、海を主体にして描きました。
シントラ宮殿と旧市街
・私の超おすすめ
「シントラの文化的景観」として世界遺産に登録されています。私はシントラ宮殿を中心に広がる市街地が大変気に入りました。
様々な文化財が集積する町だけあって、街並み自体が大変魅力的です。
ゆっくり散歩するといいですよ。
奥にシントラ宮殿の白い塔が見えています
自作絵画
素敵なシントラの街並みです。
ぺーナ宮殿
「シントラの文化的景観」世界遺産の一つです。
標高529mに立っています。
おとぎ話のような姿とカラフルな色が人気です。テラスからの眺めも素敵です。
イギリスの詩人バイロンはここの景観を「この世のエデン」とを讃えています。
内部にも入れますので、豪勢な調度品もお楽しみください。
カスカイス
カスカイスはリスボンを支えた古くからの漁業や海運の町でした。
現在は国際的なリゾート地として知られています。フランス南部に似た美しい街です。
自作絵画
最後に
日本はポルトガルとその大航海時代から長い交流があるためか、現地ではなんとなくアットホームな感覚を覚えたものです。
それは料理のせいもあるでしょう。
ポルトガルの食事は魚、肉料理、ワインも美味しいですし、何よりも日本人に合います。また安くてメニューの種類も多いように感じました。
イタリアはチーズや肉料理ばかり、ドイツはソーセージとジャガイモ料理。フランスは高いですし、イギリスはフィッシュ&チップスくらい。すみません!🤗
リスボンのレストランでは、日本のように「入り口付近」と「メニューブック」に写真見本が貼ってあるお店も見かけました。
お店にもよると思いますが、料理を選びやすくて大変助かりました。
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Youtubeにも投稿
リスボン市街と近郊の風景をYoutubeにもupしています。そちらもご覧ください。
他にもいっぱい投稿しています、旅好き、絵画好きの方に是非ともご覧いただきたく。