”鞆の浦を描く旅”に出かけましょう「風景画の旅」へ

鞆の浦を描く旅

”鞆の浦を描く旅”へ、もう行かれましたか?

穏やかな海とレトロな街並みが絵心をくすぐりますよ。

宮崎駿さんは、この街に滞在して「崖の上のポニョ」の構想しました。

私もここを訪れ、油絵2作品を制作。

見どころをご紹介しますので、是非とも「風景画の旅」を。

鞆の浦へ「風景画の旅」に!

鞆の浦は宮崎駿さんが「崖の上のポニョ」を構想するために長期滞在した場所として有名です。

私もナウシカ以来のジブリファンで、この話を聞いて興味を持ち訪れました。

もちろん、絵のモティーフ探しの「風景画の旅」として。

鞆の浦をモティーフに
こんな絵を描きました

先に自作絵画をご覧ください。

鞆の浦湾にて SM 油絵

ここに来たら鞆の浦湾を描かないわけにはいきませんよね、私も、一枚描きました。

波穏やかな初夏の日でした。

鞆の浦を描く旅
作品「鞆の浦湾にて」油絵SM

常夜燈近くにて F4 油絵

常夜燈の近くにある喫茶「とうろどう」を描きました。

最近はこんなモティーフが気に入っています。

鞆の浦を描く旅
作品「喫茶・とうろどう」油絵F4

鞆の浦の見どころ

鞆の浦への行き方

鞆の浦へ行くのは、車か路線バスになります。

福山駅から路線バスが20分おきに出ていますので、路線バスで十分です。

片道560円で、30分ちょっとで終点の鞆の浦港に着きます。

福山駅から15kmほどの距離ですので、タクシーだと多分5000円弱くらいでしょうか。

車でお出かけされる場合には、駐車場がやや少ないような気がしました。特に観光シーズンにはお気を付けてください。

私は、初夏にバスで、冬にマイカーでいきました。

鞆の浦の湾内

港に着いて最初に迎えてくれるのが、この風景です。

波しずかな湾内に多数の漁船が泊まっている様子に、思わず「長閑だなー」と思えるはずです。

ここは、「潮待ち港」と呼ばれ、海運の要衝の地として繁栄していました。

「なぜ潮待ちを?」と疑問に思う方もおられるでしょう。

瀬戸内海では潮の干満の際に海水が太平洋と行ったり来たりしています。

その流れはかなりのスピードで、明石で釣りをしていた私には良く理解できます。

小舟がほとんど前に進まない光景を何度も目にしました。

ちょうどこの辺りは、西の豊後水道と東の紀伊水道から流れ込む潮の中央付近に位置しますので、潮の変わり目にあたります。

例えば、西から上げ潮の流れに乗ってきても、ここから東は逆流になります。

待てば、必ず引き潮になるので、潮に乗って楽に進めるのです。

時間帯によっては宿泊したのでしょう。人々が潮待ちしながら、賑やかに歓談する声が聞こえるようです。

鞆の浦を描く旅
鞆の浦湾 1
鞆の浦を描く旅
鞆の浦湾 2

港のシンボル・常夜燈

常夜燈(とうろどう=燈籠塔)は、昔の灯台で、現在では鞆の浦の1番のシンボルになっています。

1859年・江戸時代に建造されました。当時は、灯にニシン油の燈火を使っていたとのこと。

高さは5.5m、海中の基礎を入れると高さ11mで、現存するものでは最大です。

雁木(がんぎ:船着場の階段)や船番所も現存しており、港にレトロな情景を醸しています。

鞆の浦を描く旅
常夜燈

医王寺からの絶景

医王寺(いおうじ)は平安時代に弘法大師が開いた真言宗の寺です。

対面の山の中腹にあり、鞆の浦の全景を楽しめます。是非とも登ってください。素晴らしい眺めが持ってます。

下の写真は医王寺からの眺めです。これを見ないと帰れませんよね。

医王寺の前面に横に走る道があり、そこからも鞆の浦を眺めることができます。

医王寺付近の高度では満足できない方は、さらに上の太子殿へ登ってください。

ちなみに、麓から医王寺への道は2つのルートがあります。どちらも、途中の眺めが素敵なので、登り・下りを変えるようオススメします。

鞆の浦の絶景を見に行こう!医王寺・太子殿行き方

鞆の浦を描く旅
医王寺へ向かう
鞆の浦を描く旅
医王寺から望む鞆の浦
鞆の浦を描く旅
鞆の浦の街並み

街を歩く

江戸時代、ドイツ人医師・シーボルトがオランダ商館長の江戸参府に同行して、この港に立ち寄りました。その時に、こんな言葉を残しています。

「たいへん綺麗な街並みで、船の出入りがあり活気にあふれた街である」

街を歩くと、そんな時代にタイムスリップしたような気分になります。

保命酒をいかが

街中の商店には、300年以上の歴史を持つ保命酒の看板が立っています。

保命酒(ほうめいしゅ)とは、鞆の浦特産のアルコール度数14度の焼酎です。

原料はもち米と麹米であり、その原酒に高麗人参など16種類の薬味を漬けて、濾過したものが保命酒です。

いわば台湾の紹興酒のような感じで、甘味があります。水割りやオンザロックがおすすめです。

是非とも、お土産にどうぞ。

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鞆の浦の街角

平成いろは丸で仙水島へ

幕末の「いろは丸」は、伊予国大州藩(愛媛県)が所有していた西洋式の蒸気船です。イギリスで建造されたものです。

坂本龍馬の海援隊が借り受けて航行していた時に、紀州藩の大型船・明光丸と衝突を起こし、鞆の浦沖で沈没しました。

龍馬を始め海援隊士ほか全員が、明光丸に移って、鞆の浦に避難しました。

その時の様子が「大蔵」と呼ばれる江戸時代築の土蔵に展示されています。常夜燈のすく近くにあります。興味のある方は覗いてみてください。

この「いろは丸」を模した観光用の「平成いろは丸」が運行されています。

鞆の浦と沖の仙酔島を結ぶ連絡船です。乗船時間は5分で20分おきに運行しています。

仙酔島を楽しみたい方はこちらをどうぞ!

[仙水島]鞆の浦の観光スポット-鞆物語

鞆の浦を描く旅
平成いろは丸

最後に

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

国内、海外の「風景画の旅」をこんな感じでまとめています。下のページも覗いてください。

素敵な「風景画の旅」をご紹介

 

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グランFgranf1765
第二の人生に入り、軽い仕事をしながら、風景画を描いて過ごしています。現役の時に絵画を始めてから早10年以上になります。シニアや予備軍の方々に絵画の楽しみを知っていただき、人生の楽しみを共有できればとブログを始めました。