”水彩画の画材と使い方”初心者の方、すぐ始められます

”水彩画の画材と使い方”

”水彩画の画材と使い方”知ってますか?

それって、小学校で使ったあれでしょ!

いやいやそれは、ガッシュという画材。

水彩画には透明水彩絵の具を使います。

基礎知識を持つと、間違いなくすぐに上達します。

あとは、あなたの感性を生かして魅力的な絵を描くだけです。

水彩画は簡単に始められる
”水彩画の画材と使い方”

テレビ番組の『プレバト』を観ておられますか?

ご覧のように出演者たちは熟練した画家ではありませんが、多くの方が個性的で魅力的な水彩画を描いています。

水彩画は画力よりもむしろ個人の感性次第で、他にない魅力的な絵を描ける画法ともいえます。

そんな楽しい水彩画を始めてみませんか。

今回は、初心者の方がすぐに水彩画を始められるように、水彩画の画材についてやや詳しく書いておきました。

画材の特性を正しく理解しておくことは、上達への近道です。

私自身は遠回りしてきましたが、皆さまは上達への近道を一気に駆け上がってください。

”水彩画の画材と使い方”
これだけで完璧!

水彩絵の具

まず水彩絵の具には、透明水彩絵の具と不透明水彩絵の具(ガッシュ)があります。

まず水彩絵の具の特徴を列記しておきます。

水彩絵の具は、顔料とアラビアゴムを練り混ぜたものです。

アラビアゴムが定着材の役割をしますので、水を混ぜただけで紙に定着してはがれません。

アラビアゴムが高濃度に混ざっているものが透明水彩、低濃度なのが不透明水彩です。

透明水彩が透明に見えるのは、顔料が透明なのではなく、ゴム分が多いため水で薄めてもても定着できるためです。薄いセロファンのようなものです。

水彩画といえば一般的には透明水彩を指します。ここでは透明水彩について記述します。

透明水彩に部分的に不透明水彩を用いることもできます。

透明水彩と不透明水彩の違いを詳しく説明している記事をみつけましたので添付しておきます。

ブログ記事:透明水彩と不透明水彩の違い

絵の具はチューブに入れてあるタイプとキャラメル状にあらかじめ固められたパンタイプがあります。

外で描く時などにはパンタイプが便利です。絵画教室では、パレットにすべての色を出して1週間ほどかけて固めてから描くように指導されました。

いわゆる手製のパンタイプですね。水彩絵の具は固まっても水で溶けるため、こんな使い方をすることができるのです。

同じ様に水で薄めて使うアクリル絵の具は固まると水で溶かせませんのでご注意ください。

”水彩画の画材と使い方”
パンタイプとチューブタイプ
”水彩画の画材と使い方”
手製のパンタイプ(笑)

全色をパレットに並べ固めておくと、容易に多くの色を使いやすいので、混色には大変便利です。

ただ、チューブから出したものを直接水を混ぜずに濃い状態で使いたい時もあります。
そのため私は、半分をパレットに固めて、半分をチューブに残しています。

最初は、18~24色くらいのセットを買って始めれば良いです。もし、追加したいなら、単色を追加して買えば経済的です。

というのも、透明水彩絵の具は、製造する際に高濃度なアラビアゴムを練り上げる特殊な装置を必要とするため、そこそこ高価なのです。

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水彩画の筆

筆は柔らかい毛の筆を使います。高価なものもありますが、1本数百円で買えるものもあります。

小学生が使うようなものはどうかと思いますが、安価なものでも十分です。

描く線の太さ、幅によって、何種類かそろえておくとよいでしょう。

私は日本画に使う和筆を使っています。使いやすくて大変オススメです。

こんな種類がありますので、画材店を覗いてみてください。

面相筆
先が細長く尖っており、線描や細かい部分の彩色をするのに使います。

彩色筆
一般的に使う筆です

平筆
広い範囲を塗る時に良く使います

小型の作品ですと、面相筆(小)1本、彩色筆(中、小)1本ずつ、平筆(中)1本があれば描けます。

極端にいうと、最初は、面相筆と彩色筆1本ずつでも大丈夫ですので、まず描いて試してみてください。それからお好みで増やしていけば良いです。

他にはこんな筆も使います。

連筆
何本かの筆が合わさって1本の筆になっているものです。
ブラシと同様に一度に広い範囲を塗る場合に使います。
使ってもらうとわかりますが、細かなな表情を出すことができますので、一度使うと気に入ります。
ただし、何しろ高いもので、私は3連筆を1本しか持っていません。

油絵用の硬い筆(豚毛など)
使い古して先がバラけた硬い筆を使って、濃い絵の具でかすれを出す場合に使います。

弘法筆を選ばずは超達人のことでしょうから、筆は非常に大事です。筆は使っていく  うちに先がバラけてしまうため、描き辛くなります。

そのためにも使用後にはよく洗ってきちんと乾かしておくことも大事です。

私は、筆に絵の具が残っている場合は洗剤で洗うようにしています。

また、傷んだ時は躊躇なく買い替えましょう。

水彩画の筆(左から)面相筆、彩色筆、平筆、連筆

”水彩画の画材と使い方”
水彩画の筆
 

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水彩筆

少々お値段は張りますが、少し良い筆もご紹介します。

これらの筆は、オンラインの講義で教えてもらったものですが、大変使いやすい筆です。

現在は、テンペラ画で細かい表情をつける時に使っています。水彩でも同様です。

平筆が中心です。

(右から)シリーズ7#0、4コリンスキー丸、水彩筆760RF#2、4、6、8、12コリンスキーフィルバート

”水彩画の画材と使い方”
コリンスキー筆

笹部洋画材料店

水彩画のパレット

パレットはお好みで良いですが、どんなものがあるか紹介しておきます。お好みで選んで使ってください。

家で描く場合や、外で描く場合など、描く場面によって変えても良いでしょう。

鉄製等の折りたたみパレット

プラスチック製の平面パレット 

紙製のパレット
1枚ずつ剥がして、使い捨てにできるパレットです。

陶器などの平皿
日本画の様に、お皿をパレットにします。私は100円ショップで買ったものを使っています。

私は家で描く時には、皿を何枚か使って描いています。面積が小さいと色が混ざってしまうので、カレー皿くらいの大きさの皿も使います。

”水彩画の画材と使い方”
パレット代用の平皿

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水彩画の用紙

テレビ番組のプレバトではスケッチブックに描いていますね。

どんな用紙を使っているかは不明です。

ただ、水彩画は紙が命というくらい、紙の選択が大変重要です。

そこで水彩用の専用紙を使うことをおススメします。

私は水彩紙「ウォーターフォードの中目」を使っています。少し厚めの紙です。

描きやすさや仕上がりの重厚感は画用紙とは比べ物になりません。

お値段もそれほど高くはありませんので、ご検討ください。

いろいろな水彩紙を描き比べたてみた方のブログ記事を見つけました。

その方は「ウォーターフォードの中目」を2位にあげておられました。

1位はアルシュ水彩紙でした。これはかなり高価なのでまだ手が出ていません。🤗 

ブログのurlを添付しておきます。さらに詳しく知りたい方はこちらで。

水彩紙おすすめの紙

一方、水彩画の良さは「にじみ」にありますが、そんな表現をする時には、多くの水を使って描きます。

その時に困るのは、絵の具が乾いた時に紙がベコベコになってしまうことです。描き進めるにも難儀しますし、完成品は無惨な姿です。

例えばウェットインウェットという方法では、先に紙に水を塗っておいてから乾かないうちに描いたり、また、まだ前の色が乾かないうちに、その上に描いて行きます。

風景画では、よくウエットインウエットという方法で多量の水を使いますので、要注意です。

用紙の水張り

ご心配なく。それは水張りで解決できます。

水張りをしておくと描いている時にも、完成時にも紙がベコベコになリません。

多少準備が面倒ですが、是非とも水張りをやってから描くようにしてください。

水張りにはこんなものが必要です。

木製ボード
紙を固定しておく板。(パネルしな枠)サイズは色々。

水張りテープ
水を塗って貼るテープ

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水張りの方法は、youtubeに紹介されていますので、そちらをご覧ください。

一応、簡単にご説明します。

まず、紙を十分に濡らしておき、木製のボードに四隅を水張りテープを貼って固定します。そして、1日乾かします。

乾いた後も剥がさないでそのまま描きます。

ボードを仕上がりのサイズにすると、油絵のキャンバスのように、そのまま額縁に差し込んで飾ることができます。

ただ、完成後に紙をカットしてボードを再利用すると経済的です。

水張りのやり方ー絵画をたしなむ

その他の備品

マスキングテープ、マスキングインク

水彩画では、塗らない所を残して白を表現します。

だから、あらかじめ塗らない部分を何かで覆って色がのらない様にすることは大事な技法の一つです。

そんな時に使うのが、貼って剥がせるマスキングテープやマスキングインクです。

”水彩画の画材と使い方”
マスキングインクとテープ
水差し、
筆洗い用のバケツなど

筆洗い用と薄め用の水は必ず別にしてください。

薄め用の水はこまめに入れ替えることも大事です。

できれば、水差しを使って、少しずつ必要な分だけ水を出すようにするのが良いです。

筆洗いバケツは大きめにしましょう。

”水彩画の画材と使い方”
筆洗い用のボールと薄め用の角皿

水彩画の主な技法

水彩画の主な技法は次の6つです。これだけで、いろんな効果を出すことができます。

これだけ知っていれば、プロのような絵が描けます。

ウェットインウェット
まだ前の絵の具が湿っている状態に次の色をのせます。これによって、にじみやグラデーションなどの表現ができます。
水を塗ってから絵の具をのせることもあります。

ウェットインドライ
乾いた状態に重ねて塗ることで、下の色に別の色を重ねて色幅を増やすことができます。透明水彩だからできるのです。
ただし、描いた部分が乾燥していても下の絵の具が溶けることがありますので注意が必要です。

ドライブラシ
乾いた状態の紙に水が混ざっていない絵の具を塗ることで、バラけた筆先を生かした表現ができます。
動物の毛や人間の髪の毛の表現に良く使います。

ウオッシュ
一度塗った絵の具を部分的に、筆の水で溶かすことで、ぼかしを表現できます。
紙が傷つかない様に必要最小限にしましょう。

乾かないうちにガーゼで擦る
雲を描写するときなどに使います。
白抜きする雲の周囲に空の色(例えば青)を塗って、絵の具がまだ乾かないうちに境界付近をガーゼで拭き取ることで、雲のぼかしを表現できます。

マスキング
水彩画では白は下地の白を使います。
白い絵の具もありますが、下地の白にはかないません。
そのため、白で残したい部分をマスキング液やテープで覆っておくと、他の絵の具が付きません。

透明水彩にも弱点はあります。

それは、透明であるだけに前の色が残ってしまうことです。

油絵の様に描き直しはできないので一発勝負です。

以上の表現を駆使して、多彩な絵を描くことができますが、それぞれの効果をどう生かすかは個人の経験や好み次第です。それが、個性になって行きます。

どんどん描きましょう。

”水彩画の画材と使い方”
ウォッシュを使ったボカシ

最後に

透明水彩絵の具はやや高価ですが、一度買うと結構な枚数が描けます。

若干初期投資は必要ですが長く楽しんでください。

次回は、水彩画の描き方について書きますので、またお付き合いください。

先ほどの6つの技法を駆使すると、みるみる上達しますよ。🤗

私は最近は油絵かアクリルが主体ですが、以前は水彩画を描いていました。

これまでに、デッサン、アクリルも経験しています。

それぞれの画材や描き方を紹介していますので、こちらもご覧ください。

絵画の画材と描き方ー絵画で生き生き

Youtubeにも投稿

「風景画の旅」と言うテーマで、国内外の風景と自作絵画を動画にして紹介しています。

こちらもお立ち寄りください。お気に入りのモティーフが見つかるかも!

グランfチャンネル

こちらは、水彩画の「風景画の旅」シリーズです。