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油彩で花と街の風景を描いています

“人生の目標を失い”、絵画を始める 第二の人生で画家を目指す

”人生の目標を失い”

シニアまたは予備軍の方で”人生の目標を失い”悩んでいる方が多いのでは?

退職、子供が成人したなどで、頑張ってきたこたから一気に解放され、自分を見失っていませんか?

私がそうでした。

これからは絵画に新しい目標を見つけて、生き生きと過ごしましょう。

第二の人生どう生きる!
“人生の目標を失い”

私自身も退職する少し前からでしたが、人生の目標を失い少し鬱になりかけたことがありました。

そんな方は多いかと思います。

そんな時に救ってくれたのが絵画でした。

私が絵画に「第二の人生の目標」を見つけるまでの経緯をご紹介します。

私の経験がお役に立てるかどうかわかりませんが、よろしかったら読み進めてください。

会社人生終盤での
私の悩みとは!

建設会社に勤めて35年ほどたった頃、私はこんな悩みを持つようになりました。

その頃は、本社の管理部門に在籍していました。

私は長年、主に山岳トンネル工事の現場で施工計画や管理業務に従事していました。

現場の時は作業員の怪我や工事予算の不足、工程の遅れなどなど毎日が課題との戦いでしたが、物作りの喜びが、いつも心を癒してくれていました。

山岳トンネル工事の現場には、
毎日少しづつトンネルが出来ていく喜びがあり
そして完成した時には大きな充足感もありました。

私にとって、一流のトンネル技術者になりビッグな仕事をすることは、人生の大きな喜び・目標でもありました。

しかし管理部門へ移り、また退職も迫りつつある中で、いつしか人生の喜びや目標を失ったように思え、先を考えると本当に鬱な気分に襲われたものす。

”人生の目標を失い”
掘削中の山岳トンネル現場

絵画との出会い
〜人生の新たな目標 

本社勤務、単身赴任でのストレスの中、突然、以前好きだった絵画を何となくもう一度やってみたくなりました。

振り返ると、若い頃の私の夢は「映画監督などのアーティスト」になることでした。笑わないでくださいね。

そして、まず月2回の絵画教室通いから始めました。

東京勤務でしたので、近くに絵画教室や美術館があり、絵画に触れることが容易で好都合でした。

絵を描いている間は仕事や悩みを全て忘れて没頭でき、また少しずつ上達するため、段々と楽しくなっていきました。

週2回とは言え、絵を描く時間を確保するのは仕事上難しい時期でしたが、なんとかやりくりしていたものです。

それから海外で勤務した時期もありましたが、ずっと日曜画家を続けていました。

そんな時期からもう10年以上が過ぎ、今では絵画が生活の中心になっています。

私は今、実はプロの画家になって活動することを目標にしています。

「今からそんなことは無理でしょう」と、お笑いになる方も多いでしょう。

ただ、私の仕事人生の経験から「私でも15年から20年一生懸命やれば、一人前になれる」というへんな持論を持っています。

というのも、私は入社当時、どう考えてもゼネコン(それもトンネル工事)向きな性格ではありませんでした。

最初は失敗ばかりでした。

しかし、年月が経ち、経験を経て、自分の個性を出したやり方で仕事をできるようになってからは、同期の人たちと同様に会社で評価されるようになっていました。

それまでに15年以上が必要でしたが。

そんな経験から先の持論が生まれた次第です。

”人生の目標を失い”

絵画の方はまだ10数年。

ここ最近になって何とかうっすらと前方が見えてきました。

もちろん、画家といっても職人的な画家かもしれません。才能溢れた画家になることは極めて困難なことです。

しかし、自分の人生や個性を前面に出して、オンリーワンの世界観で作品を制作することは可能だろうと思っています。

話は変わりますが、絵画に素朴派というのがあります。

素朴派とは、19世紀から20世紀にかけて存在した絵画の一傾向で、ナイーブ・アート、パントル・ナイーフとも呼ばれています。

画家を職業としないものが、正式な美術教育を受けぬまま、絵画を制作しているケースを意味しています。

こういった画家は、一般にどのような手法で描くかよりも、なにを描くか、モチーフにこだわる傾向にあり、対象を写実的に描写した具象的な絵画がほとんどです。

そして美術界の潮流や技術的なことにはあまり関心がなく、かえって独創的な作風に至ることが多いとも言われています。

著名な画家も多く、私の大好きなアンリ・ルソーもその一人です。

こんな画家なら、もしかしたら近づけるかもと思いませんか?

人生100年、
生きがいを持って過ごしたい

野球の野村元監督が晩年に、人生、目標がなくなったら終わりだとテレビのインタビユーで語っておられました。

野村さんは晩年まで幸せな野球人生を送っておられ、目標を持って生きてこられたようです。

だから最愛の奥様にも先立たれ、死期が近づいた頃には「俺はもう目標がなくなった、終わりだ」とぶっきらぼうに語られました。

やや毒舌気味の野村さんのお言葉は大変きつく聞こえますが、私のようなものにも本当に良く理解できます。

野村さんの言葉に感銘し、私は現在、無謀にも、ダメもとで、若き頃に断念したアーティスト・画家を目指して過ごしています。

人生100年の時代、まだ先は何十年もあります。急ぐことはありません。

画家は長寿なんです。

グランマモーゼスのように75歳から絵画を始め、101歳まで描き続けた画家もいます。

”人生の目標を失い”
モーゼスの作品

最後に

私ごとはさておき、当ブログでは、
皆さまが絵画によって第二の人生をもっと潤いあるものにする時のお手伝いを、また、私自身も皆さまからパワーを頂けるように、絵画の楽しみを発信してまいります。

頑張ってブログを続けて行きますので、何卒よろしくお願いします。

「人生山あり谷あり」でなかなか思うようにいかない毎日ですが、何とか生き生きと過ごしたいものです。

次回は、哲学者、三木清さんの人生論ノートから『絵画と幸福』について引用する予定です。

絵画を始めるきっかけになれば幸いです。

幸福と絵画〜三木清『人生論ノート』より

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グランFgranf1765
第二の人生に入り、軽い仕事をしながら、風景画を描いて過ごしています。現役の時に絵画を始めてから早10年以上になります。シニアや予備軍の方々に絵画の楽しみを知っていただき、人生の楽しみを共有できればとブログを始めました。