”初めて絵の個展をやった”結果!気になりませんか?
高松市のカフェギャラリーで開催した初個展の結果をまとめました。
しっかりと準備したつもりですが、結果はどうだったでしょう?
家に絵を飾る方が少ない日本、
絵を買ってもらうのは簡単ではないようですが、さて!
目次
初めての個展開催での成果と反省
高松のカフェギャラリー「シレーヌ」にて、「花と街の風景画展」といタイトルで2ヶ月間、個展を開催しました。
シレーヌは、レグザムホールという大きなイベント会場があるビルの6階にあります。
お店から眼下に玉藻公園や高松港が見え、また瀬戸内海を一望できます。
この個展の開催に至るまでの経緯や準備内容については、下のページに記載しています。
「これから個展を!」と思っておられたり、「個展をやったけど大した成果がなかった」と思っておられる方には、是非ともそちらもご覧ください。
きっと何か参考にしてもらえるはずです。
”個展での効果的な展示の仕方”を初心者の方に詳しく解説します
展示状況について
カフェギャラリー「シレーヌ」は、30人程の懇親会を開催できる、割に大きなお店です。
なので、「街の風景画・10作品」を入り口側の部屋に、「花の風景画:10作品」を奥の部屋に設置しました。
ところで、私は主に次のモティーフを描いています。
- 花や紅葉の風景
- 日本の街の風景
- 外国の街の風景
この中から『花の風景:9作品』、『紅葉の風景:2作品」『日本の街の風景:5作品』、『外国の街の風景:4作品』、合計20点を展示しました。
いろんなモティーフにしたのは、次のようなことを知りたかったからです。
- どんなモティーフが好まれるのか
- どのモティーフが自分らしい個性がでていて、評価されるのか
- お安くしているとは言え、お金を払ってまで買ってもらえるのか
「個展を開催することで、このようなことに気づけるのでは!」と思ったからです。
お部屋に飾ってもらう絵を描きたいと思っている私にとって、❶は大事なことですし、絵描きとしては❷も大変大事なことでした。
今回、4種類のモティーフを展示して大変良かったと思っています。
多くの方からいろんな方の意見を聞けましたし、
中には、絵描きさん達と面談したり、彼らからSNSにもコメントをいただきました。
おかげで、たくさんの気づきがありました。
お求めいただいた作品について
初める前には1点の購入もないことを覚悟していました。
しかし、思いがけず6点もお求めいただき、正直なところ私が一番驚いています。
どんな絵をお求め頂いたのか
今回の個展でお求め頂いただいた6作品は、次のように分類されます。
- モティーフ : 花の絵:3作品 外国の街の絵:3作品(日本の街の絵は0)
- サイズ : F6: 2作品 F4: 1作品 SM:1作品 F0: 1作品
- 購入いただいた方 : 全て友人・知人で60歳以上
開催前には「花の風景画」の方が「街の風景画」よりも人気があるのではと思っていましたが、人それぞれだとわかりました。
残念ながら、「日本の街の絵」や「紅葉の絵」に関しては購入に至りませんでした。
しかし、それらにも良いコメントをもらえて良かったです。
どんな人に買ってもらえたのか
やや高齢の友人・知人、4名の方にお求めいただきました。
お二人が2点ずつ購入してもらえました。
<<プロの教え>>「経験からすると、著名人でない、あなたにとって、個展では見ず知らずの人に絵を買ってもらえることはまずない。」
まさに、その通りでした。
私には、まだまだ絵のファンが少く、やむをえない結果でしょう。
しかし、このお店での他の展示実績では「これまでに成約の例はない」とのことで、この結果に大変励まされました。
今後も、絵のクオリティ向上に努めたり、snsやホームページなどで広報活動をして、私の絵のファンを増やしていきたいと思っています。
個展での反省点や気づき
広報活動について
チラシ800枚を印刷して、知り合いが勤めている事務所内などに配布してもらいました。
また、市内の画材展にもお願いして、チラシを置いてもらいました。
初個展なので顧客リストがなく、可能な範囲ではありますが、恥を忍んで闇雲にチラシを配りました。
当然、SNS(facebook、X、instagram)やYoutubeでも配信しました。
また、新聞各社(地方紙、全国紙の支局)とテレビ局(地方局)にも案内を送りました。
結果、読売新聞の地方版(写真:左)と四国新聞(写真:右)が取り上げてくれました。
「これらの広報活動の成果があったか、否か」、これについてはわかりません。
ただし、記帳して頂いた方には、見知らぬ絵描きさんもおられました(NETで知りました)。
そういった方々は新聞orSNS等で開催を知って、来られたのだと思います。
とにかく、いろんな、多くの方々にお越しいただけたのは、確かなようです。
テレビで取り上げていただけなかったのが残念です。
会場や設備について
思いつくままに列記しました。
- お店にピクチャーレールが設置されていたため、展示作業が大変楽でした。
展示用設備の有無は大変重要なことだと痛感しました。 - 20作品の展示でしたが、友人と2人で展示作業に2時間、撤去作業に1時間かかりました。
カフェギャラリーの場合、お店が営業しているので、作業に空けてもらえる時間は限られています。
十分な準備と人手の確保が必要です。
- キャプションなどを貼るのに両面テープを使用しました。
1月程で張り替えた場合は簡単に剥がれましたが、2月後に剥がした場合には剥がすのに苦労しました。 - 奥のメインの部屋は、たびたび昼の宴会で使用されていました。
その際には、部屋をカーテンで仕切ってしまうため、一般客が奥の花の絵を見れませんでした。
カフェギャラリーの場合には、部屋の使い方を事前に確認しておくべきでしょう。
とは言え、お店に合わせるしかないですね。
展示の準備について
個展の準備にあたっては、別のページにご紹介していますように、プロの画家さんに指導してもらいました。
なので、開催前からそれほど心配はありませんでした。
興味のある方は、そちらをご覧ください。
成功例をあげるとすると、『自分の絵の描き方』を展示しておいたことです。
絵が出来上がるまでの流れをA3用紙・1枚にまとめ、2箇所に展示しておきました。
興味を持って読んでもらえる方が多数おられ、また、接客にも役立ちました。
描き方を知ってもらうと、さらに作品に興味を持ってもらえるように感じました。
個展には重要なアイテムですね。
接客について
今回はアポを取って来て頂いた方のみ接客しました。
それ以外の方については接客していません。
接客中に、絵を見ておられる方を見かけましたが、残念ながら話かけることができませんでした。
一人で見たいような感じでしたし。
接客については、大いなる反省点だと思っています。
次回にはさらなる工夫が必要ですね。
絵のコメントなど
個人的なことは控えて、共通することを簡単に記載しておきます。
例えば花の絵について、「桜や梅など季節感が強い絵はどうも!」という意見がありました。好みでしょうが!
また、ご自身の思い出の地・台湾の風景を描いてほしいというリクエストがありました。
接客の時に提案してあげたら良いかもしれません。
大きさについては、「F6くらいがちょうど良く。F10は大きすぎる」という意見がありました。
家に飾る場合には、居間にF6サイズ、玄関にはF4やF3クラス、個別の部屋にはSMやF0でしょうか。
私自身、F6くらいが最も描きやすいと感じていますので、良かったです。
今後の活動に向けて
私の絵のモティーフや色使い、描き方について、たくさんコメントをいただきました。
概ね絵の方向性は間違っていなかったようですので、今回いただいたコメントを参考にしながら、作品のクオリティ向上に努めていきます。
最大の課題は、「友人・知人以外に絵をお求めいただけなかった」ことです。
できれば、一般の方にも私の絵のファンになってもらって、お部屋に絵を飾ってもらえるように、ホームページやSNSの活動を改善していきたいと思っています。
もう一つの課題は、接客です。
次回に開催するまでに会場での接客方法を見直して、せっかくの機会なので多くの方と交流できるようにしたいです。
何らかのワークショップを開催できればと思います。
最後に
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
思いつくままに書きましたので、他に思い出したら追記するようにします。
最後になりますが、
今回の個展で最も大切だと思ったのは人との交流です。
私は人との交流が苦手な方ですが、今回は友人・知人に大変助けられました。
そんな人たちに対し、本当に感謝の気持ちがいっぱいです。
今後はこの気持ちを肝に銘じてやって行こうと思います。
このように、他にも「個展・グループ展」について取り上げています。
是非とも、こちらから確認してください。
また、いろんなカテゴリーのページがありますので、ホーム画面にも是非ともお立ち寄りください。